ギタリストにとって練習をたくさん積めば上達すると思っている方がいらっしゃるかと思いますが、ただ単に練習するだけではうまくはなりません。
決められた時間の中で、
どれほど早く効率よく練習を重ねていくことができるかが重要になってくるのです。
そのためには様々な技術を要するのですが、
今回はそんなギターを上達させるための練習方法について、
特に効率を重視した練習方法について見ていきたいと思いますので、
参考いただければ幸いです。
Contents
イメージを持つこと
まず大事なのはフレーズにおいてイメージを持つことです。
そのフレーズの完成形としてどのくらいの音数で、
音色はどういったものか、
そのフレーズが弾けるまでに、
どのくらいの時間を要しそうなのかを意識しながら弾くことです。
バンドであれば、他の楽器隊との兼ね合い方によって音数や音色、
フレーズは変化してきますし、
それはそれは奥が深いものであります。
極端に音数が多い早弾きなんかは他の楽器と音がぶつかっていることも考えられます。
帯域も意識しなければなりません。
ロックだから何をやってもいいというのはソロ演奏に限りますし、
ソロ演奏だったとしても抑揚は大事ですので、
序章や本章、エンディングといったように、
物語性を付けてそれに沿った演奏技術を身につけることが大事なのです。
また練習と本番では緊張感という面において、
周りの客に見られていて思う以上の力が発揮できなかったりします。
そういったときでも、
自分のイメージを強く持ち、
周りの空気に流されず惑わされない心を維持することが大事なのです。
それは一朝一夕には出せるものではありませんが、
イメージはそれをインプットするための糧となりますので、
これをどれほど持ち、
広げたり膨らませたりすることができるかによってギターの腕は磨かれます。
見られることが大事
人に見られながら演奏することも大事です。
大勢の人のいる前では自分はどんな演奏ができるのか、
失敗を恐れて自身のない演奏になってしまうのか、
または客の少ない場所においては別に全力を出さなくてもいいと捉えるのか、
そこでも完璧な演奏ができるのかなど、
人に見られると意識も高まります。
意識の高さは向上心の高さにも繋がります。
そして向上心が高い人は伸び代もあり、
すぐに上達する場合がほとんどです。
一人の演奏になると、一人の世界に引きこもってしまいがちで、
そこでは刺激を受けることも難しい場合があります。
周りの人に魅せる技術を身につけることで、
うまいと思い込ませたり、人を惹きつけることができます。
単なる自己満足の演奏では、
上達するスピードも遅くなりますし、
得られる情報も非常に少ないです。
目で見て耳で感じたことを
全身で得た感覚をギターで表現することが大事なのです。
まとめ
うまいギタリストというのは超絶技巧を持ち合わせていることも大事だと思いますが、
感覚が鋭いことも大事だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
この感覚を養うためには一人の力ではどうにもいかないことがほとんどであるため、
どんどんいろんな人に見られながら練習していくことが一番でしょう。
その中で人の喜ぶ音や感動する弾き方なんかを、
作り上げていくことが自然とできるようになります。
自分だけの世界に入り込まず、
周りを巻き込みましょう。
以上ギターの練習方法について私見を述べてみる記事でした。