ギタリストにとって無くてはならないもの、それはギター、そしてアンプ、
この2つがあってこそギタリストの本領を発揮するというものです。
そしてギタリストにとって、アンプのセッティングは音を左右する大事な要素になってきます。
うまいギタリストというのは、
アンプでは無く、手元の調節によって音を変えるとは言いますが、
それでも基本はアンプのセッティングをどのようにするかにかかっています。
今回はそんなギターアンプのセッティングについてのお話をさせていただきたいと思います。
Contents
歪みとボリュームの関係
まずギターアンプを使いこなすためには、
ゲイン、いわゆる歪みと、ボリュームの関係を把握する必要があります。
歪みはわざと潰れたような音を出すことによって、
泥臭い男らしい響きを作り出します。
ボリュームは単純に音の大きさです。
耳に入ってくる音の量を変化させます。
そこで歪みは強くしすぎると、音の潰れ具合がひどくなってしまい、
かっこいいサウンドとは呼べなくなってしまいます。
ですから丁度いい塩梅というのをつかむ必要があります。
一般的によく使われるマーシャルアンプですと、ある程度歪ませても綺麗になります。
ジャズコーラスの場合、メモリは半分以上にはいかないようにしたいところです。
またこの歪みはボリュームと密接に関わっていて、
ボリュームをある程度あげれば、
歪みの成分が緩和されるような形で響きもよくなるのです。
そのためボリュームを目一杯あげると、逆に歪みが足りないという現象が起きます。
この歪みとボリュームのバランスをとり、最適な音にしていきます。
各ジャンル別の歪ませ方
ジャンルごとに歪みとボリュームの関係は異なってきます。
テクニックとして、
歪みは後から付け足すことはエフェクターというものを使わなければならなく、
アンプ本来の歪みが一番大事なので、
思いっきり歪ませた音をアンプで作っておいて、
手元で調節して歪みを軽減させるといった技がなされます。
そのため、ゲインを3時くらいまで上げて、
ボリュームは12から1時くらいにしておいて、
ジャンルによって手元で絞って歪みを変化させるのが良いでしょう。
ジャンルで言いますと、
ファンクやジャズなんかはクリーントーンが好まれますので、
ボリュームをかなり絞って歪みを軽減させましょう。
ロックの場合はあらかじめ少し絞っておいて、
ソロになったところで一気にボリュームを上げると、
迫力が増します。
まとめ
歪み成分は非常に扱いが難しいものになります。
耳が肥えてくると、その歪ませ方も理解してきますが、
ギターを始めて間もなかったり、
ギターのプレイに集中していたりすると、
意外と見えていなかったりします。
セッティング次第で迫力を出すこともできるので、
観客をあっと言わせることもできます。
ギターのプレイ以外にもアンプのセッティングが何より大事だと言うことをぜひ理解して、
良質な音作りを目指して頑張りましょう。
以上ギターアンプのセッティングに関する話でした。