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WAVESのプラグインを安く買うには
DTMをされている方なら、WAVESはほとんど知っておられると思います。
このWAVES、最近ではゴールドバンドル辺りを筆頭に所有しておられる方が非常に多い印象です。
理由はやはり安くなったからでしょう。
一昔前までは、めっちゃ高かったのに。
今GOLDなんて、2万円切るぐらいで買えてしまいます。
プラチナも現時点では35000円ぐらいです。
〈WAVESは本当に値がころころ変わりますので、あくまで現時点の話です〉
その昔、プラチナに20万近く払った私としては複雑な心境だったりしますが、これも時代の流れと自分に言い聞かせております。
ブラックフライデーをはじめとし、WAVESは定期的にセールをしておりますが、実際に買うとなると他にもオススメのタイミングがあります。
国内の量販店の決算セールがおすすめ
今年の2月の話です。
ROCK ONでプラチナバンドルが1万5千円で売られておりました。
WAVES本家サイトや他の店などはだいたい23,000円位だったので、ぶっちぎりでした。
他店のゴールドより安いという嬉しい矛盾が生じておりました。
信じられなかったし、悔しかったので、電話してしまいました〈笑
そうしたら、決算セール中なのでとの返答でした。
1月、2月あたりから3月は販売店をチェックしておくのがおすすめです。
これは WAVESに限った話ではなく、欲しかったものが、かなり安く売られている事もあります。
個人的にはブラックフライデーよりも良い気がしますね。
決算セールなので、在庫は少ないのかなー、なんて思ったのですが、1つや2つではなく、結構余っているとのことでした。
その時、頭によぎったのは自分で20個ぐらい買ってアマゾンで売れば、ちょっと稼げそうだなーなんて思いましたが、手間を考えて止めておきました。
ただ、売るタイミングを考慮すれば、本当に利益は出せたように思います。
ソフトなので、在庫のデメリットもないですし、悪い取引ではない気がしました。
ちなみに、ダイヤモンドが欲しかった人も、このプラチナ経由でアップグレードを別に買うと、他店よりも1万円近く安いという状態でした。
WAVESからのメールもチェックしておいた方がいい
これも最近の話です。
2月末にもWAVESはセールをやっておりました。
WAVESの人気バンドルとして、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドなどの他にSSLコレクションがあります。
私も良く使っておりますが、これはかなり便利ですし、生楽器系には本当に合います。
SSlコレクションはあまり安くならない印象があったのですが、2月に値下げして、24,000円。
私の友人が飛びつきました。
買った時はいい買い物できたーなんて、満足げに語っておりました。
それから1ヶ月後。3月下旬。
WAVESからフラッシュセールのメールが届いておりました。
SSLコレクション13,000円。
いろいろ調べてみると、購入の仕方によっては1万切るぐらいでいけたようです。
その事を友人に話すと、やっぱり微妙な表情をしておりました。
1ヶ月待つだけで1万円変わったのだから、無理もありません。
バンドルによってはメールをチェックする方が安く買える事があります。
ブラックフライデーはもちろん安くなる
ブラックフライデーはもちろん安くなります。
けれど、ものによっては他のタイミングの方が安い事もあります。
なので、欲しいものがあれば、ブラックフライデーだけではなく、定期的にチェックをするのがオススメです。
MIXだけなら、ゴールドで十分
正直、音に味をつけるのではなく、整えるという作業だけであれば、ゴールドで十分です。
・REQ
・Rコンプ
・Q10
・Rリバーブ
・S1
・Hディレイ
・ダブラー
・モンドモジュレーション
・L1
ゴールドに入っているうち、この辺りがあれば十分MIXできると思います。
上のバンドルを持っていても、この辺りは常に使います。
コンプについては味付けを求めなければ、DAW付属のものでも十分調節可能だったりしますが、Rコンプはやっぱり使いやすいので外せません。
WAVESのプラグインはどれも使いやすいのが特徴です。
プリセットも豊富ですし、やはり持っておくと便利です。
上記に挙げたプラグインはどれも使い勝手は抜群です。
特にEQのQシリーズは本当に使いやすいです。
丁寧に設定しないと、音が破綻するので、注意しないとなりませんが。
Q幅が操作しやすく融通が効くので、微調整に使えます。
個人的にWAVESのリバーブでは一番Rリバーブを使います。
WAVESのリバーブは比較的最近ですと、アビーロードプレートとか、Hリバーブとかもあるのですが、それよりも私はこちらの方が好きです。
っていうか、Hリバーブ買ったはいいが、今まで使った曲がない事に気がつきました・・・・。
他のメーカーのリバーブも結構持っているのですが、その中でもRリバーブが一番頻度が高いです。
UADのレキシコン辺りはやっぱりクオリティはいいのですが、なぜかR使っていますね。
あとはMV2辺りもかなり使いますね。
ダイナミクス系はRコンプ、C1、MV2でもう十分ですが、ゴールドにはさらにHコンプもついてきますね。
やはりミックスはゴールドで十分いけます。
しかし、おすすめはダイヤモンドやホライゾンあたり
最初に買うのはゴールドバンドルをオススメしている人が多いです。
ゴールドで十分ミックスはできますし、音圧はバランスを整える事でもある程度は補完できますので、それは全くその通りです。
ただ、本格的にやりたい場合、ダイヤモンドないしホライゾンのバンドルをオススメします。
なぜかというとゴールドと比べてもそんなに高くないからです。
それだったら、安いタイミングで買っておけば、あとあと便利だからです。
ゴールドより上のバンドルですと、プラチナ、ダイヤモンド、ホライゾン、マーキュリーです。
プラチナがあれば、マスタリングまで一応は可能です。
ただし、L3のマルチバンドがついていない点は微妙かもしれません。
プラチナにはL2が入っており、これは使えます。
マキシマイザーとしては音が荒い、という意見をする人もおられますが、確かに最近のに比べてしまいますと否定できません。
インビジブルリミッター辺りは本当にクリアに上がりますし。
ただ、L2は音に質感をつけることができます。
UADの1073あたりでも質感をつけられますが、個人的にはL2の肉付き感は大好きなので、私は普通に使っています。
ダイヤモンド:マスタリング+ノイズ除去など、最近はNLSもつきました。
NLSはかなり使えます。
また、CENTERやトランスXもかなり便利です。
センターはMS処理ができるプラグインです。
これも使いやすいです。
トランスXは音に躍動感を出す事ができます。
ノイズを消す系はあんまり使っていません。
ホライゾン:ダイヤモンド+味付け用のプラグインという位置づけでしょうか。
モデリング系が充実している印象です。
モデリング系といえば、UADが強いですが、WAVESも使います。
同じモデリングもの、例を言えば、パルテックEQP1AなどはUADは本当に変わるので、そこまで求めない時はあえてWAVESの同じモデリングものを使います。
〈たしか、これはプラチナに入っていたはず〉
ラーメンでいうと、UADは家系になるんですかね。こゆい。
WAVESはあっさり系。
モデリング再現力のクオリティの差と解釈する方も多いです。
実際にUADのプラグインの名前は実機のままですし、本家感はでています。
WAVESとかはもじってますもんね。
ただ、味が薄ければ薄いなりに使い道はあります。
というか、モデリング系使うときも、UADよりWAVESの方が頻度多いがします。
やっぱり、WAVESはいいですよ。
単品で買うのはオススメしない。
ホライゾンあたりのバンドルが持っている人はそうでもない話ですが、おおよそのWAVESのプラグインを単品で買うのは避けた方がいいです。
なぜかというと後で、バージョンを上げた場合、そのバージョンにその単品のプラグインが入っている事が多々あるからです。
例えば、ゴールド持っている人がL2が欲しいとして、単品で買いました。
それからしばらくして、プラチナにバージョンを上げました。
プラチナにはL2が入っているので、単品のライセンスが余ってしまう、という事があります。
私がダイヤモンドに上げた際はノイズ消すやつぐらいしか増えなかったり〈涙
そもそもMIXで大切なのはモニター環境だったりする。
話がそれますが、MIX、というかアレンジをする際にもモニター環境は大事です。
アレンジでなんとなく物足りない場合、パートを足す事あるかと思います。
帯域の空気感を醸し出すための隠し音的な手法もここに含まれます。
しかし、その足す足さないの判断、モニター環境で結構変わってきます。
実際に足さなくていいところを足して、MIX失敗したり、逆に足りなくて、EQで調整してしまったり。
モニター環境は普通の家だと難しい
モニター環境ですが、仮にモニタースピーカーを購入しても、普通の家ですと、適正な環境を作って、使うのは難しいです。
ヘッドフォンですが、たとえモニタリング用であったとしても、結構機種によって、味付けが変わります。
じゃあ、どうすればいいのかというと、キャリブレーションソフトを使うのがオススメです。
キャリブレーションソフトというのはざっくりいうと、ちゃんとしたスタジオでモニタースピーカーを用いた感じに出音を調整してくれるソフトです。
ソフトはいくつかありますが、リファレンス4というソフトがおすすめです。
ヘッドフォン、めっちゃ補正されます。
これを使えば、ヘッドフォンでもかなりちゃんとしたMIXできると思います。
私も使っています。
モニタースピーカーあまり使わなくなりました〈笑
制作メインだから、ミックス、マスタリングはそこまでガチでやらない。
そういう人も必要です。
なぜなら、良いアレンジを行うためには正確なモニター環境が必要になるからです。
モニター環境が間違っていると、自分がいい、と思ったアレンジでも他所で聞いてみると、微妙、という事が多々あります。
アレンジは音域を意識するのが大事ですが、この音域の認識のためには正しいモニタリング環境が必要です。
また、音色選びの精度にも直結します。
DTMをやる場合、モニタ環境の設定が第一だと思います。
そして、普通の家の場合、モニタ環境を整える事は非常に難しいです。
なので、こういったソフトを使うのがオススメです。
音源やプラグインに纏わる裏話
基本的には結構高価なものです。
なんとかして安く手に入らないか。
方法はあるんです。
海◯版ですね。
DAWが3000円。トリリアンやBFDとか3000円。
WAVESのバンドルも5000円とかで買えてしまうような。
UAD系は別に機材が要るせいか扱ってないのですが、ほぼほぼのソフト系は格安という言葉では表現できない価格で購入する事は可能だったり。
ただし、制約があるのですが。
ヒントはオークションです。
これ以上は言えません。
効率の良い買い方
個人的にはまず、上述のリファレンスソフトを買います。
ゴールドバンドルを買って、MIXまで自分でやって、マスタリングは外注、他のお金は音源系に使うのがベターだと思います。
マスタリングをちゃんとやろうとすると、かなりいろいろなプラグイン、アウトボード機材を使います。
自分でやろうとすると、結構機材代がかかるということです。
MIXはゴールドで十分いけます。というか付属やフリーでもできます。
もちろんやろうと思えば、マスタリングも可能です。
クオリティの高いマスタリングが難しい、というだけです。
音源はドラム系、ベース系は個別で買って、上物はコンプリートでしのぐ。
これが最安なんじゃないかと思います。
ドラム系、ベース系は土台であり、鳴っている音数が多い傾向があります。
ジャンルにもよりますが、全体の内、相当割合の音量部分を占めます。
そのため、できるだけ良い音源を使う事がクオリティに直結します。
終わりに
WAVESは本当に良くセールをやります。
理由はいくつか考えられます。
・製作したプラグインの経費を回収できている。
ソフトなので、そのあとの経費がほぼゼロ。
・広告のため
・最近ではWAVES意外にもいいメーカーが多い。
などでしょうか。
確かに最近はいろいろ出ていますが、プラグインは楽器などと同じで、それぞれに対し熟練度が求められます。
そうなると歴史ある=ずっと使われてきた=熟練度がある人が多い、ということで、WAVESの優位はまだまだ当分の間動かないと思います。