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よく出てくる音域のまとめ
ベースとかギター、ボーカルの音域について気になった人はいませんか?
楽譜通りに弾いてみても、なんか違う気がする・・・。
歌だと「とても高すぎて声が出ないよ」とか。
そもそもの前提すぎる話なのですが、楽譜と実際に鳴らすべき音は1オクターブずれていたりします。
そんな人、いないよ?
実際にそれでやってしまう人、いるかもしれません。
私がそうでした・・・・。
曲を作り始めた頃は、この辺をあまり意識していなくて、ベースラインをオクターブ高くつけてしまう事ありました。
ベース打ち込み、ギターは録音だったのですが、ベースが常にギターより高いところでうねっているという(笑
本当は金管系などの移調楽器についてもまとめた方が良かったのかもしれませんが、とりあえず、よく出てくる楽器についてまとめてみました。
ピアノのC3を基準に意識する。
C3=ト音記号の五線譜の下に1つ書き足した線のドです。
これが比べる際の、基準になります。
ピアノは音域に関してはかなり幅広い楽器です。
最低音はベースより低く、最高音はギターよりも高いので、音域については、ベースやギターの役割をピアノ1台でカバーすることができます。
ギターの最低音
最低音が六弦開放がピアノでいう・E1です。
最高音はギターによって変わってきますが、CやDなら5までいけたりします。
楽譜は実際より一オクターブ高く書かれています。
六弦開放がE2として、書かれている感じです。
実音の最低音はヘ音記号の一番下の線にもう一本線を引いたE1(ミ)です。
ベースの最低音
四弦開放が・ピアノでいうE0になります。
ベースの最低音はギターより一オクターブ低いです。
そのまま譜面にすると、ヘ音記号においてさえ、相当に見づらいので、1オクターブ高く表記されています。
ギター、ベースは音源ソフトにおいて、譜面通りになるようにアサインされていたりします。
ベースは大体のソフトで、E1を押すと、E0が鳴るようになっています。
男ボーカル
楽譜よりも1オクターブ低いです。
ピアノでいう2〜3台が実音です。
女性ボーカル
実音は楽譜よりも1オクターブ低いです。
実音は3〜4台が多いです。
キーを変える際には注意
作ってあった曲とボーカリストの音域が合わないから、キーを変更する事も、時にはあるかもしれません。
ベースでE0などを使っている部分をさらに低くすると、ダウンチューニングしたベースでないと、出ない音域になります。
また、ローインターバルリミットに引っかかる可能性も上がります。
ローインターバルとは、インターバル別に、響きが濁り始める境界線を示した基準です。
調べればいくらでも情報は出てきますので、興味がある方は調べてみると良いと思います。
ローインタバルリミットは絶対的なものではありませんが、実際に聴き比べて濁るケースの方が多いですので、なるべくなら従った方が良いと思います。
和声学のバス音の音域や上の三声についても似たような話がありますが、これも目安です。
和声は人声ですので、楽器に置き換えて見ると、もうちょっと広げても良かったりする、という事もありえます。
参考・ローインターバルの覚え方
ローインターバルを覚える際には、まず、低い方の音だけ覚えるのがおすすめです。
そうすれば、上の音も自然に導けるからです。
事前に各音程のインターバルについて把握しておく必要がありますが、ローインターバルを知ろうとされている方は、初歩的なインターバルなどの基礎知識は知っているかと思いますので、問題ないかと思われます。
以下に述べていきます。
まずは、
完全5 B♭0 から覚えます。
それをオクターブ上げると、
3度・完全4度 B♭1。
のリミットになります。
3度・4度のリミットを半音上げると、B1。
これは、リディアン系テンションの#11のリミットになります。
6度、7度系は全て、F1でありますので、覚えやすいかと思います。
その次は2度です。
M2 E♭2
m2 はE2
これもセットで覚えます。
最後のm3はC2です。
これはそのまま覚えます。
覚えておくと、けっこう便利です。