本記事は40代の人が早くギターを初めて上手くなるための方法について記述しております。
別の記事で40代の方が趣味を始めるならギターがおすすめと書きましたが、今回はてっとり早く上達するためのはどうすればいいか、私見全開ですがまとめてみました。
まず、一番大切なのがその人に音楽経験があるかどうかだと思います。
ここでの音楽経験は音符の長さを意識して出せるか、つまりリズム感ということです。
例えばテンポ120で4分8分16分などの長さを意識して、音を出したり、休符を意識できるかということです。
音程は問いませんが声で音の長さを表現できればオーケーです。
この辺が出来ている方は普通に曲をコピーしていけば、ギターはすぐ上達するでしょう。
(すぐにといっても人間の身体の構造上ある程度の期間は必要です。後述)
ですので、以下は音楽経験の無い方を対象としております。
初心者の方は、
指が動かない
音符や音程が理解出来ていない
という二つのベースがありません。
で、このベースはコインの表と裏みたいに密接に関係しているのです。
なので、初心者の方はギターに慣れつつ、音楽を理解することが大切です。
音楽を理解とは、音符の読み方から音楽理論の学習全般になるのですが、まずはリズムを徹底的に理解することが大切です。
その理由を説明します。
リズムの把握は運指にも影響する
まず、リズム譜の把握はスムーズな運指にかなり影響する、ということです。
リズムとは音をどれくらいの長さで鳴らすか、ということです。
リズムを把握するとは、1音1音、音をどれくらいの長さで鳴らす、又は鳴らさない(休符)ということを覚える事です。
リズムには休符もあります。休符も音を出していないだけで、演奏しているのです。この感覚は大切です。
なぜ、リズムの把握が運指に影響するのか。
ギターの場合、解放弦はちょっと別ですが、基本的には左手で、抑えたり離したりして、音の長さを調整します。
鳴らす音の長さを徹底的に理解、意識しておく事でどのタイミングで抑えたり離したりすればいいか、固定されてきます。
ここを曖昧にすると、毎回手を移動するタイミングが微妙にずれてしまうので、無意識に手があたふたしてしまいます。
つまりリズムがいい加減だと、いつまでやっても運指があたふた。
たくさん練習しても、あんまり上手くなりません。
一音、一音音の長さを意識して演奏するだけで、ミュートとかも勝手に出来るようになりますし、運指は驚く程スムーズになっていきます。
そもそも指が動かない
先ほど、リズムを理解すると運指がスムーズになると言いましたが、ガチの初心者は指が動かないという問題がありますね。
これについては、運指練習もいいですが、とにかく弾いて慣れるのが一番です。
運指練習はクロマチックぐらいなら、準備運動としてやってもいいかもですが、私としてはとにかく曲を弾くようにした方がいいと思います。
というのも、指は基本的な抑え方について気をつけていれば、何弾いてもその内上手く動くようになります。
基本的な抑え方は一言でいうのはあれですが、手の力を抜いて、指を弦の近くに待機させるようなイメージで演奏するという感じです。時間はかかります。
指を上手く動くようにするならば、できるだけ毎日弾くしか方法はありません。
そもそも新しい回路を身体に造りこむわけですからね。
人間の身体は変化を起こすまでに3ヶ月はかかります。
細胞がすっかり入れ替わる期間も3ヶ月です。
つまり、3ヶ月くらい頑張って毎日指動かせば、細胞は少しづつ運指向けにカスタマイズされていくはずなのです。
だから、すぐに変える事は人間にはできません。
具体的な練習方法
具体的な練習方法は好きな曲をコピーする時に、リズムを徹底的に理解し、常に意識しながら練習する。
という事だけです。
やることはシンプルですが、リズムを理解する段階で音符の勉強もしたりすることになるでしょう。
ギターが上手いというにはニュサンスも大切ですが、まずは音符をある程度理解して弾けなくては話になりません。
エレキの場合、歪ませておけば、リズムさえできていればニュアンスは誤摩化すこともできますし。
何がなんでもまずはリズムだと、私は思います。
まとめ
手っ取り早く上手くなる方法と書きましたが、多少は地道な努力が必要だと思います。
それが結局一番てっとり早いのだと思います。