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ロボット工学がいい感じに学べそうな大学ランキング
私は文系ですが、どちらかというと理系の科目の方が好きでした。
受験勉強開始時のスタートラインがあまりにもひどかったため、入りやすそうな文系の大学を選びましたが、本当は理系で数学について学びたいと思っていました。
でも、今やり直せるなら、数学よりロボットを学びたいと思います。
私はロボ好きです。
ロボ好きなのはきっと、ガンダムやエヴァ、スパロボの影響です。
初代フロントミッションとかアーマードコアとか、未だに愛してます。
ロボットに乗って、叫びながら敵を撃沈したいという欲求ももちろんありますが、構造にも興味があります。
ふと「ロボット学部みたいにロボットのみを勉強しまくる学部って日本にあるのか」と疑問に思いました。
本記事ではロボットについて、学べる大学をあれこれ調べてみました。
研究室を持っている大学は結構ある
ロボットとなると工学部、機械工学のような学部学科辺りが分野としては近いイメージがありますよね。
後述していますが、「ロボティクス学部」みたいな感じで、ロボットの名を関する学部学科はかなり少ないのが実状です。
しかし、ロボットに関する研究室を設置している大学は東大を始め、数多くあります。
以下にざっとまとめてみます。
関東
東大、東工大、筑波、千葉、慶応、東京理科、早稲田、中央、法政、芝浦工大、日本、東洋大、東海大など
関西
京大、大阪大、神戸大、同志社、関西、関西学院、大阪工業大など
その他の地域
北大、東北大、名古屋大、名古屋工業大、九州大、広島大、秋田大、宮崎大、岐阜大、九州工業大、福島大など
こう並べてみると、かなり多くの大学にロボット研究室が置かれているのがわかります。
そこそこの規模の理工を扱っている大学であれば、大体どこにもあるという認識でもいいと思います。
しかし、研究室って、大学や状況によっては入れない可能性もあります。
工学部とかであれば、ロボットに関する知識を学ぶ機会も多いでしょう。
仮に研究室に入れなかったとしても、関連する知識を学ぶ事はできます。
しかしながら。
ロボットについて本当に真剣に学びたいのであれば、ロボット専門の演習や実践できる環境が整備されている所で特化して学んだ方がいい(楽しい)に決まっています。
その点、ロボット専門の学部・学科であれば、最初に入ってしまえば、4年間ロボット専門の勉強や研究に打ち込めます。
確実にロボりたいのなら、ロボ系の学部学科を進路に選ぶべきだと私は考えています。
広範かつ最先端の知識を学ぶ必要がある
ロボットって、機械工学や電子工学辺りが中心なんだろうなー、と漠然と思っておったのですが、調べてみると全然それだけではありませんでした。
例えば、人を支援するロボットを作る場合なら人とのインターフェイスも大事になってきますし、情報工学も必要になってきたりします。
広範かつ最先端の知識が必要になります。
また、これら各分野の知識はあくまで「パーツ」であり、それだけではあまり意味を成しません。
学んだ各分野の知識を統合して、実践に生かす姿勢が必要になってきます。
この辺りはやはり実演しないと厳しいでしょう。
幅広い理論を学ぶだけでなく、実践もバランス良く行う。
そして、これらの経験と知識をミックスする。
通常の理系の分野よりも比重を置いているという点で異なるのは、学んだ知識の統合を要する場面が多い、という点でしょうか。
ロボット専門の学部学科が設置されている大学
ロボットに関する学部学科が設置されている大学を探してみました。
その中で、個人的に行ってみたいと思ったロボット工学に関する大学をランキングにしてみました。
実をいうと、ランキングにするほどの数もないのです。
上述したように、ロボットを専門に扱っている大学はけっこう少ないですから。
ちなみに、自分が通ってみたいと感じた大学順なので、偏差値順ではありません。
じっくりゆっくり基礎から学んで、確実に知識が定着しそうな大学がいいなぁと考えていて、ランキングもそのような観点から選んでいます。
あくまで、カリキュラムなどを調べた上でのイメージなので、その点はご了承下さい。
参考までに偏差値も載せてあります。
偏差値は偏差値サイトからの引用です。
興味のある方は資料で詳しく見てみるのもありです。
資料請求は無料でできます。
ほとんどの場合は送料もかかりませんから、興味のある大学があれば、取りよせてみるのがおすすめです。
5位・立命館大学・理工学部ロボティクス学科
立命館大学ではロボットに関する知識をバランス良く勉強できるイメージがあります。
カリキュラムの特徴として、
・ロボットのシステム分野
・ロボット知能分野
・ヒューマンマシン分野
上記、3つに大別されている事が特徴です。
ロボットのシステム分野では主にハードに関する事を、知能分野はそのままで、ロボットの知能に関する分野を、ヒューマンマシン分野では人とのインターフェイスを中心に学びます。
演習も豊富にあるようで、カリキュラムを見ている限り、ロボット工学をしっかり勉強できる学部学科だと感じました。
参考偏差値・59
こちらから資料請求できます。
他の大学もできます。
(以下、同様です)
4位・宮崎大学・工学部・環境ロボティクス学科
学科のコンセプトは「人々の生活をより良くするために役立つ知識を勉強する」という、とても普通な感じなのですが、研究はかなり具体的に役立つ感じでかつ、面白いです。
研究で特にいいなと思ったのは下水管を検査するロボットの開発です。
下水管って100センチもないですから、普通は人が入って調査することはできません。
これは実用化されれば、非常に役立つように思います。
実際にこの国の下水管ってかなりヤバいらしいですからね。
設置するだけ設置して、検査、手入れは結構おざなりという話を聞いた事ありますし。
下水管管理以外にも、使い道はあるでしょうし、将来性はとても高い研究だと思います。
他にもコンピュータービジョン、ロボットの目の認識システムに関する研究をしていたりと、色々と面白そうな研究を行っています。
ちなみに宮崎大学では国立大学で初めてロボティクスを関する学科を創設したそうです。
国立=保守的みたいな印象がありますが、宮崎大は革新的ですね。
参考偏差値・49〈国立です〉
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3位・近畿大学・工学部・ロボティクス学科
近年、志願者ランキングトップの近畿大学。
養殖した近大マグロ、食べてみたいなー。
話がそれちゃいますが、クロマグロってマグロで一番高いとか美味しいとか言われてますもんね。
最近は数が減ってきているので、捕獲制限かけられている最中に養殖に成功。これは間違い無く偉業ですよ。
こういうニュースを聞くと「やっぱり理系はいいなー」なんて思ってしまいます。
過去にノーベル賞を取った北里大学などもそうですけれど、旧帝大などの権威がある大学だけが全てじゃないって、リアルに思えます。
理系は大学の格だけが全てではない。
大学で学んだり、研究したりする意味がある。就職においても、偏差値よりも専門知識の習熟度が大切ですから。
異論、反論がある方もおるかもしれませんが、私はそういう認識でいます。
文系ではなかなかないです。
やっぱり、偏差値やブランド勝負になりがちです。
さて、近大のロボティクス学科ですが「ロボット設計コース」と「ロボット制御コース」と2つのコースが用意されています。
ロボット設計は設計工学や加工工学など、ロボットを組み立てるために必要な知識を重点的に学習、実践し、ロボット制御コースは組み立てられたロボットを動かすために必要な知識を学びます。
他の大学と比較するとより細かく、専門的に絞っている印象がしますね。
個人的にはやっぱり設計かなー。
でも、作ったら動かしたくなるだろうし、どっちも勉強したくなりますよね。
参考偏差値・48
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2位・千葉工業大学・工学部・未来ロボティクス学科
千葉工大の概要や就職、偏差値については別記事にもまとめてありますので、よろしければこちらをご参照下さい。
最近、千葉工大が人気のある理由の一つにロボットがあります。
災害のレスキューロボや、ロボットのワールドカップの優勝など、インパクトあります。
千葉工大はロボットに強い大学の1つです。実演コンテストでも実績は多くあります。
また、日本の大学で千葉工大だけが大学付属のロボット開発研究所を持っています。
ロボットを学ぶにはおすすめの大学だと私は考えています。
参考偏差値・47
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1位・東京電機大学・ロボットメカトロニクス学科
個人的な1位は東京電機大学です。
正直実績というか、環境は千葉工大の方が強いと思うのですが、学びたい分野や勉強する環境を考えると、私にとっては東京電機大学がいいなー、と感じています。
学ぶ範囲はバランスが良く、立命館大などに近い様な印象があるのとシステムインテグレーションが特徴的ですね。
特徴的とか書いておいて、インテグレーションの意味、よくわかりませんでした〈笑
調べてみると、IT業界で良く使われている用語のようですね。
IT用語の意味としては、情報システムを導入する際にユーザーの目的に応じた企画、ハードの提案や時にはシステムを開発したり、構築したりと、総合的なサービスを意味するようです。
これを勉強に置き換えると、目的に応じてトータルな視点からのアプローチを行う、みたいな感じでしょうか。
トータル=総合的というフレーズは、広告でもなんでも往々にして使われますが、実際に実行するにはなかなかハードルが高い属性だと思います。
総合的に物事を見るためには俯瞰した視点、全体が見えてないといけません。
全体を見るためにはある程度の余裕が必要。
余裕を得るためにはその物事についての自信が必要。
自信を得るにはその物事についての幅広い理解が必要です。
ロボットに関しては周辺知識まで含めて、一通り把握していなくてはならないということです。
こうして述べてみると、東京電機大の学びの理想はかなり高い、という見方ができます。
実際に東京電気代のカリキュラムを見てみると、幅広い分野を学べますし、知識がしっかり定着しそうな校風、雰囲気が感じ取れます。
ゼミが少人数で実際にプロジェクト方式で取り組むように徹底されているのもそうですし、時々、全学年共通のテストなども行ったりするそうです。
また、院生や上級生に気軽に質問できる「よろず相談所」なるものもあるとの事です。
全学年共通テストの存在もありますし、上級生は嫌でも勉強しなくてはならない感じになりそうですよね。
また、理論の学習やプログラミングの実演など、本当に基礎からじっくり学べる環境のようですから、本当に初学者(実際にはほとんどの人がそうだと思いますが)に向いている学部だと感じました。
参考偏差値・51
こちらから資料請求できます。
まとめ
記事書いていたら、大学に入り直してみたくなってきました。
でも、どこも受からないだろうし、通う時間もないのです。
第一、アラサーなんて、学生からみたら間違いなくおっさんです。
なじめなさそうです。
大学院ならばありかもです。
大学院は確か文系から理系に行く事も可能なんですよね。
試験に通ればの話ですが・・・。
文系であればこっそり忍び込んで聴講もできそうですが、理系は実演とかもあるから難しそうです。
ああ、なんで文系に行ったんだろうか。
数学や物理が好きだったのに、なんで日本史なんか勉強していたんだろうか。
今更ながら激しく後悔しているアラサーがここに居ます。