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今回はトヨタ・プリウスの不具合とリコール情報についてお届けします。
プリウスは、発売当初から今もなお幅広い世代に人気のハイブリッドカーですが、故障が多いと言われることが多いです。
今後、プリウスの購入を検討している方にとっては、不具合やリコールが多いとなると不安になるもの。
トヨタ・プリウスは不具合やリコールが多い車なのか、早速見ていきましょう。
【トヨタ・プリウス】の不具合情報
引用:https://toyota.jp/prius/
まずはトヨタ・プリウスの不具合情報についてご紹介します。
ここでは口コミサイトなどに寄せられたプリウスオーナーの故障体験談と不具合情報をまとめています。
これまでどのような不具合を起こしてきたのか確認してみましょう。
プリウスオーナーによる故障体験談
プリウスは2代目の車で新車で買いました。納車されてからわずか3日後に、警告灯が点灯してびっくりしました。慌てて販売店に向かい、点検してもらいました。どうやら部品の一部に問題があったみたいで、原因はバッテリーの不具合だったみたいです。ただ、なぜそんな事になってしまったのか特に説明はなく、今後乗り続けていくのが不安です。 |
この間、はじめてプリウスで高速道路を走ったのですが、まさかの走行中に警告灯表示が・・・。なんとか路肩に停車してレッカー移動してもらいました。馴染みの車屋で点検してもらったところ、ウォーターポンプという部分が故障していたらしく、プリウスではよくある故障って言われました。いやいや、よくある故障って駄目じゃん。あのまま走ってたらオーバーヒートしたり、修理費用がとんでもない額になると言われてゾッとしました。早めに対応できてよかったです。 |
家族で遠出するのに私が運転していたのですが、いきなりプリウスが止まってしまったんです。警告灯の表示はなく、近くの車屋で点検してもらうとガス欠とのことでした。残量は表示されているのに・・・。どうやら燃料レベルゲージという部品が故障してたらしく、実際のガソリン残量と残量計の表示に誤差が生じた状態で走り続けてしまったらしいです。人気のないところでこんな不具合があったらと思うとゾッとしますね。 |
購入1年後ぐらいでしたかね。荷室の周辺から聞いたことない音がするようになりました。走っていると、カタカタとなり舗装された道路でも消えることはなくなり続けています。未だに原因は見つかっていないので困ってます。 |
高速を走っている最中、アクセルを踏み込んだらポーンという聞いたことない音がなり異常発生を知らせる警告音がなりました。後ろにクルマが居たので急停車せず、とりあえずサービスエリアまで行って停車。エンジンを掛け直しても状況は変わらず、ボンネットをあけても異常な箇所がわからずディーラーに持っていくとウォーターポンプの異常があったみたいで、これを交換するのに部品代だけで3万円以上かかりました。 |
プリウスの不具合が多い箇所
引用:https://toyota.jp/prius/
全く故障しないクルマなんてものは存在しません。
プリウスでも不具合が起きやすい箇所があり、特に次に紹介する箇所は比較的不具合や故障が多いので注意してください。
ハイブリッドシステムの故障
プリウスで一番不具合が多い箇所がバッテリーです。
プリウスはエンジン+モーターのハイブリッドシステムで、モーター駆動無しでバッテリーを必要とします。
このバッテリーは長期使用するうちに劣化により電圧低下となり、警告灯が点灯します。
すぐにプリウスが故障したり、走らなくなることはありませんがバッテリーは交換しないといけません。
バッテリーは高価なパーツなので、特に中古車を購入する際はバッテリー交換されているかどうかきちんと確認するようにしましょう。
中古車では購入後にバッテリー交換するケースも多いので、そうなれば追加費用がかかってしまうので、注意してください。
電動パワーステアリングの故障
プリウスでは年間に数件ほどハンドルが操作できなくなって事故を起こすケースがあります。
いずれも走っている最中にハンドルがいきなり固まってしまい、制御できなくなるというもの。
中には80km/hで走行中にハンドル操作できなくなってしまったという方もおり、偶然対向車がいなくて大惨事に至らなかったというケースもでています。
トヨタ側としてはリコール対象にしていませんが、ディーラーに持ち込めば無償で修理交換の対応はしてもらえるようです。
ハイブリッド用ウォーターポンプの故障
こちらもプリウスで多い故障です。
どの車にもエンジンを冷却する目的でウォーターポンプが付いていますが、ハイブリッドカーではインバータを冷やすための専用ウォーターポンプもついています。
このウォーターポンプが故障すると、インバータが冷やすことができず、過熱してハイブリッドシステムが停止してしまうことがあります。
以上、「ハイブリッドシステムの故障」「電動パワーステアリングの故障」「ウォーターポンプの故障」の3つがプリウスで特に多い不具合です。
電動パワーステアリングが故障してしまうと、最悪の場合、事故死に至る恐れもあるのでプリウス購入を躊躇する方も多いでしょう。
ただ、これらの不具合は主に年式が古いプリウスで報告されているものが殆どで、現行モデルでは起こりにくい不具合と言えるでしょう。
【トヨタ・プリウス】のリコールについて
引用:https://toyota.jp/prius/
トヨタがこれまでに発表したプリウスのリコールについてまとめてみましたので、参考までにご紹介します。
エアバッグ制御システム
引用:https://toyota.jp/recall/2018/drawing/0131.html
リコール届け日 | 2018年2月1日 |
型式 | DAA-ZVW50、DAA-ZVW51、DAA-ZVW55 |
車台番号 | ZVW50-6000001~ZVW50-6006621、ZVW50-8000001~ZVW50-8004701、ZVW51-6000001~ZVW51-6002226、ZVW51-8000001~ZVW51-8001699ZVW55-8000001~ZVW55-8003463 |
エアバッグの制御システムにおいて、
- 加速度センサ
- 圧力センサ内ICチップ
これらのパーツの製造条件が適切でないため、内部断線を起こす恐れがあり、エアバッグの警告灯が点灯し正常作動しないというものです。
EVヒューズ
引用:https://toyota.jp/recall/2017/drawing/1115_2.html
リコール届け日 | 2017年11月16日 |
型式 | DLA-ZVW35 |
車台番号 | ZVW35-3000886~ZVW35-3072062 |
駆動用バッテリーのハイブリッドシステムのEVヒューズ容量が適切でないため、高負荷運転を繰り返すことで疲労断線してしまい、警告灯が点灯する恐れがあります。
最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止して走れなくなる恐れがあるとのことです。
ハイブリッドシステムの電圧変換器における不具合
引用:https://toyota.jp/recall/2017/drawing/1018.html
リコール届け日 | 2017年10月9日 |
型式 | DAA-ZVW50、DAA-ZVW51、DAA-ZVW55 |
車台番号 | ZVW50-8001147~ ZVW50-8029877、ZVW51-8000044~ ZVW51-8024523、ZVW55-8000308~ ZVW55-8025471 |
ハイブリッドシステムのインバータにおいて、製造過程で異常の処置が適切でないため、コンデンサが電圧変換器本体にボルト締結できず、端子のみで支持されているものがあります。
これにより、走行振動で端子が折損して警告灯が点灯し、最悪の場合、走れなくなる恐れ場あります。
以上が、トヨタ・プリウスのリコール情報となります。
今回は直近(2017年~2018年)に届け出されたリコール情報を紹介しましたが、トヨタ公式サイトで2017年以前のリコール情報を確認することも可能です。
心配な方は公式サイトのリコール情報に目を通してみるといいでしょう。
【トヨタ・プリウス】に不具合があった場合のリコールの対応について。
引用:https://toyota.jp/prius/
プリウスがふぐ兄あった場合のリコール対応についてご紹介します。
リコール対象車のオーナーに通知が届く
自分のクルマがリコール対象になった場合、そのクルマを保有している顧客に対し通知が発送されます。
トヨタ・プリウスの場合も同じく、リコール対象車を保有しているオーナーに対しお知らせ通知が届きます。
基本的に郵送で来るので、住所に変更が生じた場合は、変更届出してないと気づかない恐れもあるので注意が必要です。
リコール対象は新車でも中古車でも同じく通知が来ます。
リコール対象は自分で調べることもできる
自分のプリウスがリコール対象になっているかどうかは調べることもできます。
国土交通省またはトヨタ自動車公式サイトで情報検索してください。
リコール対象の場合はディーラーに持っていく
リコール対象車は無償で修理してもらえます。
その際、車はディーラーに持っていかなければいけません。
メーカーが悪いので、向こうから来てくれるのが当たり前と思ってしまうのも無理はありませんが、そうなってしまうと対応しきれませんので、ユーザーによる持ち込みとなります。
その際は、電話で予約を取る必要があるので注意してください。
いきなりディーラーに持っていってもすぐに修理してもらえるとは限りませんので、都合の良い日を抑えて持っていくようにしましょう。
どうしても都合がつかない場合は、ディーラーに引き取りをお願いしてみましょう。
あとがき
引用:https://toyota.jp/prius/
今回は、トヨタ・プリウスの不具合・リコールについてご紹介しました。
ハイブリッドカーは、一般的な車では考えられないような不具合を起こす可能性も考えられます。
特に今回紹介した不具合は、プリウスならではというものが多いので、いざ不具合を起こしたときでも冷静に対処できるように覚えておくといいでしょう。
リコール対象の場合、ディーラー等から通知が届くので、都合の良い日にディーラーに持っていき修理してもらいましょう。
基本的に修理は無償でしてもらえます。
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