アニメ版「魔法少女まどか☆マギカ」をご覧になられた方には待望の
新編となった映画「叛逆の物語」。
魔法少女が魔女と戦うというシンプルな設定なのですがこのアニメは
かなり濃い内容の展開が多い要素がたくさんあり奥の深い作品となっております。
女の子の戦隊もの、萌え萌え作品もしくはかなりコアなファンが多いイメージが
ありますが悪くいえば偏見であり、中身は全く違ったギャップの激しい作品と
なっております!
アニメ版とは全く違うシナリオ部分も多数あるのでそこも映画の魅力的な
部分ともいえるでしょう。
今日はそんな魔法少女まどか☆マギカの新編「叛逆の物語」の
あらすじ、ネタバレやアニメ版シナリオとの違いをなども踏まえて
記事を書いていきたいと思います♪
~登場人物~
※以下アニメ版のネタバレを含む記事となっております。
登場人物の紹介はあくまでアニメ版の設定で書いていきます。
Contents
鹿目まどか
魔法少女まどか☆マギカのタイトルにもなっています。
彼女がこの物語の主人公です。
ごく普通の中学2年生、家族は父、母と弟のタツヤとの
4人家族です。
暁美ほむらに魔法少女になることを止められている?!
さやかと親友でありとても優しくおっとりとした性格も持ち主。
美樹さやか
名字が名前のような感じ(笑)
彼女もまどかと同じ中学に通う2年生。
上条恭介の事が好きで彼が怪我をしてしまいバイオリンが弾けなくなって
しまった際に彼を助けるという願いと引き換えに魔法少女になった。
そしてもう一人の親友、仁美が恭介と付き合う事になり
自分を見失ってしまったさやかはソウルジェムが濁りきってしまい
魔女と化してしまう。
巴マミ
ティロフィナーレ!でおなじみのマミさん。
まどか達の通う中学の3年生でまどかたちの先輩にあたります。
いつもまどか達にお茶やケーキをふるまっているしっかり者の先輩。
まどかとさやかはマミに助けられマミの魔女パトロールに同行しますが
そこでマミはお菓子の魔女により頭をパクリと食べられてしまい亡くなります。
佐倉杏子
いつもお菓子を食べている明るい少女。
まどか達の住んでいる隣町で活動していた魔法少女でしたが縄張りを広げる為
まどか達のいる町へやってきますがまどかやさやかとは険悪な雰囲気。
親を救うために魔法少女になった彼女は最終的にはさやかを理解しようとし
仲良くなりかけたところでさやかが魔法少女から魔女と化し、一人で死なせないと
誓い杏子の自爆でさやかと共に亡くなる。
暁美ほむら
ネットファンからは通称ほむほむ。
まどかのクラスに転校してきた転校生で彼女も魔法少女です。
まどかに対し「きゅうべぇに近づくな。」と警告し続けます。
まどか達の敵かと思わせる素振りが多かったのですが実はまどかを
助ける為だけに幾度となく同じ時間軸を繰り返している。
そして幾度となくワルプルギスの夜と戦い何度も敗れては時間を
巻き戻している。
そして今回の映画「叛逆の物語」は彼女が主人公となっております。
きゅうべぇ
アニメでのきゅうべぇは「インキュベーター」という地球外生物で魔法少女が魔女と化す時に出る
エネルギーを奪うために普通の女の子たちに願いごとと引き換えに魔法少女へと導き
最後は魔女になってしまうという事実はエネルギーを得るために隠している。
アニメ版ではそんなかわいらしいきゅうべぇが黒幕だったという結末だったのですが
今回の映画版冒頭は言葉も話さず、可愛いペットのようにまどかに飼われているような感じ。
~あらすじ~
人物紹介のアニメ版設定も頭に入れつつ、映画とアニメ版シナリオとの
違いなども含み、あらすじを書いていきたいと思います!
魔法少女たちは魔女ではなく「ナイトメア」と戦い町に平和をもたらしています。
アニメ版では魔女を倒し、倒した魔女から出るグリーフシードを使って
ソウルジェムの濁りを取ります。
杏子はグリーフシードを奪うために隣町から来たという伏線もアニメ版では
描かれています。
ソウルジェムが濁りきってしまうと魔法少女から魔女と化してしまうのですが
今回の映画版の冒頭ではグリーフシードの奪い合いはなく仲の悪かった杏子も仲間入り
しており全員で仲良くナイトメア退治をしています。
冒頭、映画版はアニメ版に比べると魔法少女の設定はかなり柔らかいイメージ。
アニメ最終回
アニメの最終回ではまどかは世界の魔法少女を救うために「円環の理」という
神に近い概念となり、魔女と化してしまう前に「円環の理」へと導く存在になります。
つまり魔法少女たちを助けたい一心でまどかは人を捨て「円環の理」という
存在になることを自ら望んだのです。
そしてまどかを知る人達は自分の親でさえもまどかの存在をなかった
かのように忘れてしまうのです。
暁美ほむらを除いて・・・。
しかしこの映画版はまどかの存在が人として冒頭から描かれています。
暁美ほむらは冒頭で登場しておりません。
佐倉杏子は隣町からの刺客という設定からまどか達と同じ中学に通う中学生になり
仲良し3人組同級生へと設定が変わっています。
そこへ暁美ほむらが転校生としてまどか達の通う学校へ転校してきます。
ほむらがソウルジェムを身に付けていることを4人の魔法少女たちは初めから気づき
共にナイトメア退治をしていく事になります。
転校生ほむらの設定は髪をおろしているクールなほむらではなく
おさげでおっちょこちょいな最初のほむらで転校してきます。
お菓子の魔女「べべ」
本作品での大きな見どころがアニメ版にてマミの頭をパクリと食べてマミを殺してしまった
張本人の魔女がなぜかマミのペットのような存在になっておりナイトメアの存在を
知らせてくれるマミにはなくてならない存在として出演しております。
ナイトメアを浄化させるかの如く魔法少女5人でケーキなどに変え
それをおいしそうにパクリと食べるべべ。
ベベなしではナイトメア退治はできないといってもおかしくないでしょう。
そしてベベがきれいにナイトメアお菓子を食べきった後はみんながオーラに
包まれていきソウルジェムもグリーフシードではなくそのオーラによりキレイに
なっていきます。
しかしその中にきゅうべぇの姿も描かれており言葉は話さず、まどかの
ペットのような存在です。
ここまでの映画新編の設定は世界平和の為に必死で戦う魔法少女5人組。とペット2匹。
このまま物語が進めば誰も苦しまなくてすむ時間軸で進んでいきますが・・・。
しかし自体は急変していきます。
ほむらが異変に気付く。
映画開始30分ほどのところで早くもほむらが
「私たちの戦いって、これでよかったんだっけ?」と気づき始めます。
杏子を呼び出し杏子に今までのいきさつをほむらは確認します。
隣町からやってきた杏子が同級生で一緒に戦っているという設定自体が
一番おかしいのです。
そしてさやかの家に居候しているという杏子ですがほむらに「いつ転校してきたか?」
と問われると思いだせない杏子。
そして思い出せない杏子に「一緒に隣町に行って確認してみないか?」
と持ちかけます。
何かがおかしいと気づいたほむらは本当はこの世界に隣町など存在しないと
思っているようです。
そして二人はバスへと乗り込み、隣町へと向かいます。
隣町まであと一駅・・・といったところで杏子が異変に気づきます。
曲がるはずの道を曲がらない・・・。
何回バスを乗り換えて繰り返してみても隣町へは辿りつけなかったのです。
次はバスではなく歩いて確認しにいくほむらと杏子。
しかし結局辿りつけませんでした。
確信を得たほむらは杏子に自分で調べてみたいことがあるのでこの件は
他のみんなには黙っていて欲しいと頼みます。
自分たちに今まで偽った夢を見させていた張本人が居てるはず。
まだほむらと杏子が気づいた事に張本人も気づいていないのでこのまま
騙されたフリを続けていようと杏子に言います。
このあたりからほむほむの様子が転校生ほむらではなく
強気でクールな冷め切ったほむらへと変わっていきます。
杏子自体も自分で記憶が食い違っているかもしれない。
こんなに強気なほむらを見るのは初めてなはずなのにむしろしっくりくると
ほむらに言います。
そして髪をほどき歩き出すほむら。
「閉ざされた幻の空間、出口のない迷路・・・
この手口を私は元々知っている、これは間違いなく魔女の結界だ。」
とほむらは言います。
冒頭から説明してきたアニメ版との違いは全て偽りだったともいえるほむらの発言。
アニメ版であれだけの鬱展開があったのですから映画版にてハッピーエンド♪
というわけにはいきませんよね(笑)
このあたりから画面釘づけで展開がかなりおもしろくなってきます♪
自分の使命を思い出したほむら。
魔法少女とはナイトメアではなく魔女と戦う少女たち。
しかしそのなれの果ては魔女と化し絶望をまき散らす最悪の使いで
魔法少女たちの呪われた姿であった事。
かつて自分は幾度となく同じ時間を繰り返しその残酷な運命に
抗おうと戦った事。
そして一人の魔法少女(まどか)の犠牲によって魔法少女たちの負の連鎖は
断ち切られた事、全てを思い出したほむら。
記憶を誰かに操作させられていると考えています。
場面は変わり、マミの家にいるほむらとまどか。
まどかはマミに「初めて会った時からベベと一緒でしたよね!」
と話ますがほむらは黙ってコーヒーを飲んでいます。
ベベとは長い付き合いだというマミに対し、ほむらはどうしてベベが
マミの元へ来たのかと問いただすとベベが「ナゼキク?」と少し疑いの目。
ベベとの出会いに関しては特に話さず、ベベがいなかったらマミは
ひとりぼっちだったとまどかとほむらに話します。
マミの記憶にも確実な根拠がマミ自身にもなく・・・
といったところでしょうか。
記憶の異変に気づいているのはほむらだけです。
マミがお茶を入れに行っている隙にほむらは魔法少女に変身し
時間を止めてベベに対し、「茶番を終わらせろ」と言います。
ほむらの知っているベベはお菓子の魔女です。
魔女の結界だと確信を得ているのでこの記憶を操作しているのは
ベベだと読んでいる様子。
しかし初めからほむらの行動を予測していたのかマミが参入。
ベベの首を絞めているほむらからベベを守ろうとします。
そしてほむらはマミに、この町は偽りの町で全て偽物だという事。
誰かに記憶を植え付けられているということを話ます。
ですが信じようとしないマミはベベを守るためにほむらと戦闘になります。
激しい戦闘の後、マミにとどめを刺そうとしますがマミの方が一枚うわてで
囚われてしまうほむら。
必死にベベの存在が魔女だということを訴えますがマミは
「魔女なんか知らないわ。私たちが戦っているのは魔獣よ。」といいます。
・・・魔獣??
初めて聞いた言葉ですけど、マミさん(笑)
すっと魔獣と戦ってきたと言い張るマミは、ではナイトメアとは何なのか?と
自分で自分に問います。
このあたりから見ている側も頭がこんがらがってきてしまいますww
誰かの操作により記憶操作されているかも?という記憶の異変にマミも
気づき始めた様子。
その直後、ほむらはさやかの手に囚われの身から救出されその場を
後にします。
一方今まで意味のわからない言葉ばかり話していたはずのベベが
人間の姿になりいきなりマミの前に現れます。
魔女がいきなり人の姿になるなど今までの展開では考えられなかった
展開なのですがさすがマミさん、クールに驚いていましたww
ベベの人間の姿は魔女になる前の姿。
突然マミの前に人間の姿で現れたベベですがこの姿はお菓子の魔女の
本来の姿だと思われます。
もっと簡単にいえばベベも魔法少女だったという事です。
そしてマミに今までこの姿を黙っていたことを謝り事情を話すベベ。
映画の中では事情を話しているシーン自体なかったのですが
実は魔女だった事、そしてベベにも使命がありこの世界に来たこと。
そんないきさつをマミと話したのではないかと筆者は考察します。
謎に包まれているさやか。
一方、さやかに助けられたほむらですがベベがお菓子の魔女だという
理由だけで標的にするのは先走りすぎるとさやかに言われてしまいます。
魔女の存在を知るさやかに対し記憶が戻ったのではないかと驚くほむら。
さやかはそもそも町丸々ひとつを再現できるほどの結界を張れる魔女が
誰も殺さずただ魔法少女たちを閉じ込めただけで何もしないという事に
変だと思わないか?とほむらに言います。
この結界を張った魔女の目的は現状を維持すること。
この好都合な状況を維持しようとする人物が魔女ということです。
さやかはこの現状を維持することがそんなに悪いことではないといいますが
ほむらは犯人捜しを継続しようとします。
そもそもお菓子の魔女ベベが怪しいなら、アニメ版にて魔法少女から
魔女と化してしまったさやかも怪しい人物となってしまうのです。
そこに気づいたほむらが推理している途中で魔女の姿へと化すさやか。
そしてほむらに魔女の姿を見せたあとさやかはいなくなってしまいます。
自分の記憶が確かならさやかも魔女落ちしてしまった一人。
さやかは同じ記憶の持ち主でますますわからなくなって
きてしまったほむらは自分ひとりでこの結界を張った魔女を探そうとします。
絶望的な真実に気づいてしまったほむら・・・
杏子に電話をかけ、魔女の存在は知っているか?とほむらは確認します。
杏子はそのことを本当は知っていないといけない事柄なのか?と聞きますが
ほむらは知らなくて正解だと言います。
次に、鹿目まどかの事は知っているか?と聞きます。
杏子は当たり前だといいますが、それがおかしいということにも同時に
気づきます。
円環の理という概念になってしまったまどかは鹿目まどかという
存在自体がなくなっているので、まどかを知っているという事実自体が
偽りということになります。
そしてこのまどかが円環の理となった真実を知っている人こそが
魔女だということ。
ほむらはソウルジェムから身を離し、自分が仮死状態になるかどうか
試してみます。
魔法少女はソウルジェムに魂を宿らせ、体本体は人形のようなものです。
つまり、ソウルジェムから100メートルほど離れてしまうと体は仮死状態に
なってしまうのですが、100メートル以上離れてもほむらは動いています。
そして絶望的な事実に自分で気づいてしまいます。
まどかが円環の理へとなってしまった事を知り魔女の存在を知るほむら。
ソウルジェムから距離を取っても体が動く彼女はもはや
魔法少女でもないという事。
そう、この魔女の結界を張って記憶を改善させみんなをこの世界に
閉じ込めていたのはほむら自身だったのです。
「私は・・・一体いつの間に、魔女になっていたの・・・?!」
というセリフを吐きここでほむらの魔女落ちが確定します。
黒幕の登場。
映画終盤にさしかかり衝撃な展開を迎えたところで
きゅうべぇが言葉を話しはじめます。
「きゅう?」としか今まで話してなかったくせに
やっぱりお前の仕業だったんだな?(笑)
ほむらに対し淡々と話すきゅうべぇ。
現実世界にいるほむらの姿を見せ、インキュベーターたちが作りあげた
干渉遮断フィールドはほむらのソウルジェムを包んでいます。
干渉をできなくしたソウルジェムは限界まで上り詰めたときに
何が起こるのか実験していたときゅうべぇは言います。
干渉遮断フィールドに包まれているソウルジェムは円環の理からも
遮断されているという事です。
よって今回のような不思議な世界にみんな閉じ込められてしまったという事。
そしてほむらの力により一時的に本来ほむらに干渉していた人物が
この世界に入れるようにインキュベーターたちが調節していたことを
きゅうべぇから聞かされます。
その中にほむらしか知らないまどかの記憶も含まれており
その記憶をたどりに、円環の理に干渉しようとするインキュベーター。
ほむらのソウルジェムを完全に黒く濁りきった状態を保ち
干渉遮断フィールドを張り円環の理が魔法少女たちにどんな
結末をもたらすのか。
ほむらは実験台にさせられてしまっていたのです。
しかしきゅうべぇをよく知るほむらは円環の理に導かれていく様を
黙ってみているはずがないといいます。
結果、きゅうべぇたちの目的は実験をし円環の理を支配する事
という事実までこぎつけます。
そしてまどかを支配しようとするきゅうべぇ達からまどかを
守るために自ら呪いを募らせほむらは完全なる魔女へとなってしまいます。
さやかとベベの使命。
魔女へと変わってしまったほむらを見る魔法少女たち。
そんな姿を見るまどかに対し、さやかは本人が一番苦しいんだと話します。
さやかも魔女経験者ですからね♪
そしてベベも人間の姿へと変えさやかと二人でこの世界に来た
いきさつをみんなに話します。
二人は本来魔法少女であり魔女へと化してしまうが円環の理の導きに
よりこの因果を超えた存在ということ。
そしてほむらの持つまどかの本来の記憶を守っているもの。
円環の理のカバン持ちのようなものだというさやか。
映画終盤、大体は把握しているけれどちんぷんかんぷんな
筆者にとってはとても分かりやすい例えでした!さやかさん!(笑)
みんなでほむほむをまどかと再会させる。
この世界はソウルジェムの中の世界でほむらが作りだした世界。
しかし干渉フィールドのせいでソウルジェムの中で魔女が
孵化してしまったというわけ。
ソウルジェムを割り、この世界から出ることによって
本物のまどかに会える!!というさやか。
ほむらの世界にいるまどかは天井めがけて穴を
開けようとします。
しかしほむら自体はまどかにこれ以上誰も干渉してほしくないと
願っており全力で魔力を解放しそれを阻止しようとします。
事情を把握した魔法少女たちはみんなで力を合わせて
外の世界にいるほむらを円環の理による導きに会わせようとします。
さやかと杏子が一緒に戦っていたりベベとマミが力を
合わせていたりとファンの方からは映画版でしか見られない
シーンが盛りだくさんでした!
そしてほむらの気持ちとまどかの気持ちがリンクしたところで
ソウルジェムの世界が砕けちります。
ほむらの願いとは・・・
外の世界に出た魔法少女たち。
ソウルジェムが砕け散る寸前にはインキュベーターたちが
ソウルジェムを覗き込んでいました。
そして円環の理がとうとうほむらを迎えにきます。
「ほむら一人に3人がかりとは、本当世話の焼ける奴だなぁ。」
とさやかは言います。
そしてまどかの本当の記憶はほむらからまどかに帰り
ほむらを迎えに来ようとしていたことを思いだします。
「こんな大事なことを何で忘れていたのだろう」と言うまどか。
「さあ、ほむらちゃん行こう。」とまどかがほむらに
触れようとした瞬間、ほむらが豹変します。
「まどか、会いたかったわ・・・」といいながら怪しい笑みを浮かべ
まどかの腕をがっちりと掴み、瞬く間に邪悪なものがほむらとまどかを
取り囲みます。
そしてほむらは円環の理の記憶の一部を自分の物にしてしまいます。
ほむらは自分のソウルジェムを食べ砕き、そして新たなソウルジェムが
誕生します。
この描写はほむらがまどかを思う気持ちが特別な感情で募り魔法少女の域を
越え新たな概念が誕生したことを指すのではないかと筆者は考えます。
実際にきゅうべぇに対し、自分の事を悪魔のような存在だと
話しています。
まどかとは対となる存在と化しきゅうべぇに「僕たちの手には
負えない」とぎゃふんと言わせました(笑)
そしてみんなの記憶を改ざんしていきます。
杏子は相も変わらずまどか達の同級生ではなくなっている存在に。
さやかは元の中学生の生活に戻っていますが、まだ魔女だった
記憶が残っておりほむらに自分が何をしたかわかっているのか!
と怒っています。
円環の理の一部をもぎ取ってしまった事がどれだけの事かと
言っているのですがすでにさやかの記憶は曖昧になっていきます。
親友の仁美、さやかの好きな人恭介が「おはよう」と声をかけて
きますがその瞬間さやかは泣いてしまいます。
人間だった自分に未練が残っていた様子。
悪魔だと言い切るほむらですが、筆者から見ると悪魔のような
存在には見えません。
魔女の結界を張っていた時点で現状維持を望んでいたのはほむらです。
悪くいえば円環の理に干渉していた者たちをまどかの傍から
離れさせた。というところでしょうか・・・
あながちさやかも人間に戻れた事に対し悪くは思っていない様子です。
そしてまどかは逆にほむらのいるクラスに転校してきます。
アニメ版ではほむらが転校生なのですがこのほむら自体が
作り出した世界では立場が逆になります。
そしてまどかに校内を案内するというほむら。
案内している最中にまどかが何かが違う気がすると言いだします。
自分にはもっと違う役目があったはず・・・とまどかが記憶を
取り戻そうとしますがほむらが全力で止めます。
「鹿目まどか、あなたはこの世界が尊いと思う?欲望よりも
秩序を大切にしている?」とまどかに質問します。
まどかはよくわからない表情を浮かべながら「尊いと思う、自分勝手に
ルールを破るのはよくないと思う」と返します。
そう答えるまどかにいずれは自分の敵になるかもしれない。
けれどまどかが幸せになれる世界をほむらは願っているといいます。
ほむら以外の魔法少女たちが仲睦まじそうに笑っている描写が
流れてこの映画は終わります。
感想
いかがでしたでしょうか?
魔法少女まどか☆マギカというタイトルとは全く想像もつかない
世界感が伝わるように記事を書いてみました!
この映画もよくあるパラレルワールド仕様になっているのですが
完全なるパラレルワールドではなく納得のいく内容で筆者は
高く評価しています♪
魔法少女の行く末が魔女であるならば全員の魔女を見てみたいとも
思っていたのですが一部ゲームなどでは全員の魔女が見れるそうです!
魔女のイラストは独特な世界感をよりいっそう引き出してくれる
絵のタッチになっていてこの絵に引かれたのもこのアニメを見る
きっかけになりました。
今回の映画叛逆の物語でほむらは悪魔になりまどかが幸せに
なれる世界だけを願い作り上げたのですが続編が気になりますよね。
一部ネットでは続編の動画も流れていたのですが真実な情報か
どうかは未確認のままです。
もし続編があるならば魔女を倒す設定はそのまま残して
頂きたいところです(笑)
長々と魅力を感じてもらうために読んで頂きありがとう
ございました。
アニメ版をご覧になられていない方は是非アニメ版も見てくださいね♪