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マスタリングのコツについて私見を述べてみる。

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みなさん、マスタリングはしていますでしょうか?

普段ミックスはしっかり行うという方で、
そのままマスタリングをしてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、

中にはマスタリングは別途お願いする形をとる方もいらっしゃるでしょう。

マスタリングは楽曲のミックスとはまた違った集中力やテクニックを要するため、
その作業も難しいものです。

しかしミックス自体がうまくできていれさえすれば、
ミックスが楽曲のバランスを整えるのに対し、

マスタリングは音量や音圧を上げていく作業になるので、
そのまま音量を上げていくことに集中すればいいことになります。

そこで今回は、そんな楽曲のマスタリングの際のコツについて紹介していきたいと思います。

ぜひ自身の楽曲作りの参考にしていただければと思います。

 

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マスタリングは楽曲の最終調整

 

マスタリングにおいてとにかく重要なのは音量を稼ぐことです。

その方法にこれと言って決まりは存在しないかと思いますが、
ある程度の型はあると思います。

基本的にはコンプレッサーとリミッターを上手に使い分けることで仕上げていきます。

まずはコンプレッサーです。

乾いた音を再現するためにコンプレッサーは必需品です。

どの楽器を目立たせるかなどをミックスの際に行なっていたのとは別に、
ここでは楽曲全体をどうするかを考えながら作業をしていくことになります。

コンプレッサーはThresholdの値を変化させることでかかり具合を調節することができます。

コンプをかければかけるほど圧縮された乾いた質感を出すことができますが、
コンプレッサーの役割は大きな音と小さな音のバランスを整えることによって、

隙間を作り、音間のアップを図るというものがあります。

ですので音数が少ない場合は大きく聴こえ、
音数が多いと全体的に小さく聴こえるという問題が生じてきます。

かけすぎには注意しましょう。

releaseなどでコンプをかけ終わるタイミングなどを調整してやることも大事です。

 

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とにかく音量を稼ぐ

 

最終調整としてコンプをかけたら、
リミッターでガツンと音量を上げていきます。

リミッターはDAW付属のもので全然構いません。

リミッターのinputとoutputをいじることで音量を上げていきます。

リミッターの役割としては、
それ以上音を上げた時に音が割れないように小さくするという効果があります。

ですからinputを上げすぎると、
楽曲の音量バランスが途端に崩れます。

さらにinputまたはoutputをあげるとピークに達してしまい、音割れが発生し始めます。

この部分はかなりシビアな判断が重要であります。

ヘッドフォン越しにリミッターのメモリを上げていき、
割れないギリギリまで音量を上げていきましょう。

ここでいかに音量を稼ぐことができるかは、ミックスの良し悪しにも関係してきます。

うまく音量を上げることができたらいよいよ完成でいいでしょう。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

マスタリングにおいて、重要なのはコンプレッサーとリミッターの使い分けです。

これをマスターすれば、楽曲はうまいこと仕上がるに違いありません。

よくCDみたいな音質に全然届かないと困っている方は、
ぜひコンプレッサーとリミッターの使い方をマスターしてみてください。

 

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