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入学式と卒業式を同時に行った法政大学・偏差値や統一入試について
今日のニュースで見たのですが、法政大学が入学式兼卒業式を行ったと目にしました。
いったいどういう事だ、と思いつつ、詳細を調べてみると、今年卒業する学生は4年前は東日本大震災で入学式ができなかったので、それを補完する形で行ったという事でした。
あれからもう4年も経ったのですね。
法政大学は全国区の大学ですから、東日本大震災の被害を直接的に受けた方もいらしゃるのかもしれません。
なんというか、こういう暖かな配慮がある大学っていいなと思いました。
きっと卒業生の感慨もひとしおだったことでしょう。
留年した人とかは複雑な心境でしょうが(笑
本記事では法政大について、上述したニュースの他に、偏差値や個人的に穴場だと思う学部などについて、記述しております。
大学が学生を思いやっている
今回の入学式兼卒業式は職員の発案らしいです。
てっきり学生だと思っておりましたので、意外でした。
暖かい、良い職員さんですね。
法政大の学生数を調べてみると27000人ぐらいでした。
卒業する4年生の人数は6500人程になります。
例年、法政大学の入学式や卒業式は日本武道館で行われるようです。
全員が卒業式に来るわけではないにしろ、これだけの人数分を考慮した追加行事を行うとなると、結構な手間がかかるはずです。
同時にやるとはいえ、行事における負担はいつもより増すでしょう。
「人数が多くとも、学生の事を思いやっている大学なんだなあ」と感じました。
もともと人気がある大学ですが、今後はもっと人気が増すのではないでしょうか。
学部の難易度や偏差値予測
法政大学は偏差値的にはMARCHに属する大学です。
偏差値は大体60前後。
これを高校の偏差値に換算すると、3科目ですが70位になるわけですから、難関といってもいいのではないかと思います。
MARCHクラスは賛否両論あれど、何も勉強しないで入れる大学ではないでしょう。
さて、最近の法政の学部難易度、偏差値はどのようになっているのでしょうか。
以下は偏差値サイトからの引用です。
法政大学[グローバル教養]66
法政大学[文]62
法政大学[国際文化]62
法政大学[法]61
法政大学[経済]60
法政大学[経営]60
法政大学[社会]59
法政大学[キャリアデザ]58
法政大学[人間環境]58
法政大学[現代福祉]58
法政大学[スポーツ健康]58
法政大学[生命科]58
法政大学[デザイン工]57
法政大学[理工]56
法政大学[情報科]55
グローバル教養が高いですね。66は凄い。
ただし、このグローバル教養は2科目入試のようです。
グローバル教養学部の入試方式はいろいろあるのですが、大雑把にいうと、英語は必須で、後は国語や数学などから1科目です。
英語が得意な人は狙い目かもしれません。
法政大の統一入試
グローバル教養もそうなのですが、最近の法政は英語に特に重点を置いている印象があります。
英語ができる人にとって、最近の法政はかなり狙い目が多いです。
私立文系は大体どこも英語の配点が大きいので、最重要科目であるのは間違いないのですが、法政は特に顕著だと思います。
まず、統一入試がおすすめです。
法政大も明治大などと同様に、統一日程での入試を行っております。
この統一入試、英語ができる人には凄くいい入試システムなんです。
法政の統一入試はほとんどが2科目で受験が可能です。
文系なら、英語が必須で、国語か数学のどちらかを選択するパターンが多いです。
〈ちなみに明治大は統一入試も3科目受験が多いので、統一入試においては、法政の方が狙い目だと思います〉
また、国語〈古文・漢文も含みます〉が得意な方は文学部の日本史学科も熱いです。
こちらは国語と小論文だけですので、実質1教科です。
さらに、法政大では英語外部入試も2016年度から始めるようです。
これはTOEICなどのスコアが高ければ、国語か数学、どちらか1教科だけで受験できる入試システムです。
TOEICはほとんど毎月実施されておりますので、良いスコアがでるまでたくさん挑戦できます。
2教科入試+英語の試験がやり直し可能みたいなイメージでしょうか。
ただ大学受験の英語とTOEICはまた別物なので、別個に対策は必要になるとは思います。
英語外部入試はやり方によっては非常に合格しやすいシステムのように感じます。
英語が得意な方にとって、最近の法政はおすすめです。
私大は学部別まで照準を絞った対策が必要
法政に限った話ではないですが、私大は特に問題の個性が顕著です。
基本的には受験する学部ごとに沿った対策が必要です。
私自身、偏差値30代からスタートして、独学の2ヶ月の勉強で法政の経済学部に補欠合格した経験があります。
受験科目は英語、国語、日本史だったのですが、私の受験した当時、法政の経済学部の日本史には、ある特徴がありました。
過去問を見る限り、明治の終わりから、昭和の途中ぐらいを重点的に扱っていたのです。
しかも、問題のレベルは山川の教科書レベルでした。
ヤマをかけるつもりで、そこだけを徹底的にやった結果、本番の日本史では勉強した所だけが出題され、日本史だけは9割とれてしまいました。
補欠とは言え、当時の私にとってはあり得ない結果でした。
結局、もう1年勉強して他大に進学しましたが、この経験から私大は特に、学部まで照準を絞った対策をとっておくべきだ、と強く感じています。
法政大学に興味がある方は
大学の雰囲気をつかむには実際にオープンキャンパスや学祭に出かけてみるのが一番いいです。
実際にその大学に通う学生が、どんな学生生活を送っているのかがわかりますから。
まあ、大抵は楽しそうなんですけれどね〈笑
なかなか東京に来るのが難しい地方にお住まいの方などは、大学の案内資料を見るのがよろしいかと思います。
大学の雰囲気って、資料を見るだけでも意外とわかるものです。
また、オープンキャンパスや学祭には行かなかったけれども「なんとなく興味を持っている大学がある」という方にも大学案内はおすすめです。
大学案内の請求はこちらから無料でできます。
法政以外の大学もできます。
余談・六大学に加盟した経緯
法政大学といえば、六大学の一校としても有名ですよね。
法政大ってもともと、フランス系の法律学校を母体としていたようで、これが間接的に六大学加盟の理由になったそうです。
六大学は野球のグループであり、早慶戦を起源としています。
そこに明治が入り、次には法政ではなくて、中央が入る予定だったらしいです。
中央がそれを断ったため、明治と同じくフランス系で仲がよかった法政が加入したという経緯があるそうです。
中央が断った理由は諸説あって、司法試験で忙しいから野球をやってられないとか、中央はイギリス系の法律学校を母体としており、フランス系の法律学校を母体とする明治とは仲が悪かったとか、その他もろもろあります。
でも、断ったそのすぐ後に東都リーグで野球初めているんですよね(笑
東都やるから入らなかったとか。
そういえば、明治と法政ってどちらも雰囲気が似ていますよね。
バンカラな校風で、同じ位の高さのタワーもありますし。
兄弟校と言われるのも納得です。
創立年は法政の方が1年早いので、明治は弟になるのかな。
まとめ
法政は知名度も伝統も実績もある大学です。
就職も強いですし、芸能やスポーツ界でも実績があります。
大学生活も楽しめるでしょうし、卒業してからもいろいろなメリットがある大学であると思います。