Contents
- 1 明治大学の偏差値や良い所、悪い所について
- 2 Wikiが営業臭い・・・
- 3 偏差値・難易度は本当に上がったのか
- 4 明治は有名私立の中では窓口は広い方
- 5 逆転合格の目もある方
- 6 評判について
- 7 大学の評判はあまり気にしなくて良い
- 8 芸能人は多い
- 9 大学の雰囲気はカジュアルになった
- 10 学生の雰囲気
- 11 実績はある
- 12 明治には努力家が多い?
- 13 文系の神様も輩出
- 14 立地が良い。キャンパスは・・・
- 15 校風が自由でイベントも多く、設備も良い
- 16 昔は単位が取りやすかった
- 17 早稲田コンプが多い
- 18 大学の情報誌は使える
- 19 あんまりプライドが高くない?
- 20 就職は普通になんとかなる
- 21 卒業者の進路について
- 22 就職先は金融系が多い
- 23 和泉返しがしんどい
- 24 マスコットが可愛い
- 25 入ってくる人の高校の偏差値・浪人の割合などについて
- 26 大学学部の呼び名
- 27 おすすめの学部は?
- 28 明治大学のオープンキャンパス情報
- 29 明治大学に興味がある方へ
- 30 あとがき
- 31 明治大学に効率よく合格する方法
明治大学の偏差値や良い所、悪い所について
明治大学は最近かなり人気がある大学であります。
最近の大学別人気ランキングでも上位を獲得しております。
私が通っていたのは結構前なのですが、一応OBなので、通っていて感じたいい点や悪い点についても述べてゆきます。
かなりいろいろ詰め込んでいますので、上記の目次を利用いただけると幸いです。
Wikiが営業臭い・・・
「明治ってWiki盛ってね?」
結構前ですが、電車の中で高校生が話していたのを聞きました。
当時のWikiを見てみると、確かにそう感じた記憶があります。
ただ、最近はWIKIの記述が改善されたようで、前と比べるとだいぶすっきりしているように感じます。
しかし、まだWIKI上に「雑多な記述になっています」とか「宣伝広告的であり、中立的な観点で書き直す必要があります」なる記述が見受けられます。
その箇所を確認してみると、そんなに宣伝的でもないかなぁ、と思うのですが、やはりWikiの趣旨に従った記述をした方がいいように思います。
偏差値・難易度は本当に上がったのか
「明治大学は最近人気があるから、難易度が上がった」などと言われておりますが、実際はあまり変わっていないと思います。
文系の私立では慶應、早稲田、上智と来て、その次が相変わらずほぼ団子状態になっている感じです。
(ICUもありますが、受験システムがかなり異なるので、除外します)
明治はそこを抜け出せておりません。
私が受験した10年程位前までは、細かく見ると、上智の次は立教、同志社がきて、その次に明治あたりがくると言われておりました。
下記が最近の偏差値ですが、序列は変わっていない気がしますね。
明治大学
文学部67
法学部66
政治経済学部65
国際日本学部65
商学部64
経営学部64
情報コミュニケーション学部64
農学部63
理工学部62
総合数理学部59立教大学
異文化コミュニケ学部67
経営学部67
社会学部66
文学部65
経済学部65
現代心理学部65
法学部64
観光学部63
理学部62
コミュニティ福祉学部59同志社大学
グローバル・コミュニケ学部68
グローバル地域文化学部68
心理学部67
文学部66
法学部66
社会学部66
商学部65
生命医科学部64
経済学部64
理工学部64
政策学部63
文化情報学部62
スポーツ健康科学部61
神学部59上智大学
法学部70
外国語学部70
総合グローバル学部69
経済学部68
総合人間科学部67
文学部67
理工学部64
神学部57早稲田大学
政治経済学部74
法学部72
社会科学部71
商学部71
国際教養学部71
文学部71
先進理工学部70
教育学部69
文化構想学部69
基幹理工学部68
創造理工学部68
人間科学部67
スポーツ科学部63
単純平均をとると、同志社が64.5で、立教が64.3、明治が63.9ぐらいになります。
上智が66.5、
早稲田は69.5です。
やはり、早稲田や上智よりは明らかに低く、立教や同志社よりわずかに低い感じですね。
明治で特に難易度が高いのは法学部、政治経済学部、文学部ですが、学内において偏差値による格差を意識することはないかと思います。
学部格差がない点は明治の良い所だと思います。
明治は有名私立の中では窓口は広い方
最近では大学に入る手段が結構ありますが、やはり基本は一般入試かと思います。
明治は一般入試において、窓口は広い方です。
少し前の資料ですが、有名私立の一般入試率をまとめました。
率の右は総学生数です。
ざっくり計算ですが、総学生数の次は一般入試で入った学生数です。
早稲田大学(62.30%) 52,000人 32,400人
慶應義塾大学(58.68%)33,000人 19,400人
上智大学(57.38%)13,500人 7,800人
明治大学(74.34%) 33,000人 24,500人
青山学院大学(67.73%)19,000人 12,900人
立教大学(63.83%) 20,000人 12,800人
中央大学(57.61%) 30,500人 17,600人
法政大学(63.89%) 35,000人 22,400人
関西大学(58.14%)24,000人 14,000人
関西学院大学(49.05%)30,000人 14,700人
立命館大学(63.96%)35,000人 22,400人
同志社大学(57.10%)30,600人 17,500人
この中では明治が一番、一般入試率は高いです。
一般入試で入った人の人数は早稲田についで、24,500人。
これは一般入試で入ることができるチャンスが高い、窓口が広い大学、という捉え方ができます。
これは受験生にとって良い点、といえるのではないでしょうか。
逆転合格の目もある方
ちょっと話がそれてしまいますが、窓口が広い、という事は逆転合格の目も高い、という見方ができます。
これは難易度が近い、立教と比べるとわかりやすいです。
最近は2教科ないし、1教科入試をしているところが増えてきているので、偏差値を用いた単純比較は微妙なのですが、明治と立教に関しては、基本的には3教科入試なので、比べても良いと思います。
上記の平均偏差値で明治が63.9でした。
一般入試で入る人の数は24,500人。これは全体の人数ですから、1学年に直すと、6,125人。
立教が64.3。一般入試で入る人の数は12,800人なので、これも1学年に直すと3,200人。
毎年行われる入試で、明治は6,125人が一般入試で入学するのに対して、立教は3,200人が入学するイメージです。
単純な考えではありますが、母集団が多いほうが、個々のサンプルにばらつきが生じやすいです。
明治は立教の倍ぐらい一般入試で入学しているわけですが、それで偏差値は大体同じ位です。
ということは、明治に入ってくる人の偏差値は、立教に入ってくる人の偏差値よりもばらつきがあることを意味しています。
適当な例えですが、具体的に言うと、立教に入ってくる人の偏差値が57-68ぐらいと仮定した場合、明治は52-72ぐらいとなるイメージです。
入ってくる人の偏差値レンジが広いということです。
例えば、偏差値53ぐらいの人が明治と立教どちらかを受けようと考えた場合、数字上は明治の方が可能性があるわけです。
(上記の例だと立教の最低が57なので、明治は可能性はあるが、立教はきつい、という見方になります)
明治は立教に比べると、逆転合格のチャンスは高め、という見方ができます。
評判について
明治は知恵袋や2チャンネルで、特に叩かれる事の多い大学の一つだと思います。
実世界、一般的にはそこそこの大学という印象が多いのではないでしょうか。
六大学に入っていることから、知名度はありますので、どこに行ってもわかってもらえる大学だと思います。
評判を総括すると、中の上又は上の下位の大学ではないかと個人的には感じています。
実際に通っている学生はどう感じているのでしょうか?
下記にほんの一部ですが、評判をまとめてみました。
講義・授業の評判
・しっかり向上心を持つことが重要なので、何事にも興味を持つことが大事。
・卒業がそこまで難しいわけでもないので、大学生活で学業面で何か身につくかどうかは本当に人次第。
・多くの授業から履修でき、一つ一つ興味深いが、あまり中身のない授業もある。
・著名な先生が多く、授業を受けていてとてもたのしい。
・興味がない分野についての授業をあえて受講することで新たな分野へと視野が広がる。
私は、学生時代全然勉強しなかったクチですが、確かに著名な先生とか多いですね。
文学部の齋藤 孝先生とか。
理系や商学部、法学部以外なら、単位取得は楽だと思います。
図書館もすごく充実しているので、勉強に興味を持てば、めちゃくちゃいい環境なのですが、私は大学の勉強に全力投球している人を見た事がないです。
勉強を頑張っている人は、弁護士、会計士などの資格か、公務員狙いが多いです。
就職の評判
・外との繋がりが割と広い。外部サポートが充実しているので便利と感じることもある
・就職実績もあり、世間からの評価も高い。
・就職実績が実際によい。セミナーなども1,2年のうちから参加できる機会が多くあり、サポート体制が整っている。
・たぶん就職はいい方。部活の先輩みてても、大手銀行、財閥、人材会社とか就職してるイメージ。
・結構頻繁に会社の説明会とか開かれてるから、調べれば1年生から聞けるのもある。
下記で詳しく述べていますが、悪い方ではないと思います。私の周りを見てもそうですし、私も4年の春から、活動してメジャーな会社から内定をもらう事ができました。
〈実際には結構たくさんの会社に落ちてもいるのですが・・・・〉
明治大学の就職課は確かにかなり使える施設です。
やる気があれば、就職についてはアドバンテージがある大学だとは思います。
学生生活の評判
・サークルは多い。様々なサークルに入ることができる。勿論インカレも存在している。
・体育会の部活も多く強い部が多い。キャンパス内でカップルを見かけることも多い。
・サークルが多いので兼サーをする人も多い。 体育会の部活が強いので応援も楽しい
・自分の行動次第でいくらでも。留学とか、資格試験とか、もろもろのサポートとかも探せばあるし、サークル部活もたくさんある。大学4年間自分のやりたいことはできると思う!
・クラス制度があるため友達ができやすい
もう、これは正直、その人次第だと思います。
明治はイベントが多い大学ではあるので、交流を深める機会はたくさんあるのが良い所です。
確かに校内カップルは多いと思いますし、そのまま結婚しているケースもかなり多いです。
これは「大学図鑑」などにも書かれていた気がします・・・。
ただ、文学部や情報コミュニケーション学部以外では女子は少ないので、競争率は高いかもです。
恋愛ですと、浪人組・男はなぜか最初から彼女持ちが多かったですね。
あとは新歓コンパとバイトで彼氏彼女を作っているケースが多数だと思います。
友達は普通にできると思います。
あまりぼっちを見かけた事はありません。
クラス制度がある事も大きいかと思われます。
大学の評判はあまり気にしなくて良い
入学する前は確かに大学の評判は気になる所だと思います。
しかし、大学名を名乗る機会が多いのはその大学に通っている間だけです。
社会にでれば、何処の大学を出た、などの事が話題になる事はほとんどありません。
この事はもうベタで月並みすぎるぐらい言われている事ですが、本当です。
皆、仕事に打ち込みますので、仕事の出来で評価されます。
例えば、野球部に入っていれば、野球がうまい人がスタメンになって、評価されますよね。
仕事部に入っていれば、仕事のできる人が主導権を握って評価されます。
ですので、あまり評判は気にしなくてよいのかな、と思います。
芸能人は多い
明治は確かに多いと思います。
人気を上げるための政策だったりするのかもしれません。
しかし、実際は、明治に限らず、東京の私立大はどこも有名人は多いです。
それはやはり、東京という立地と私立という点が大きいと思います。
大学の雰囲気はカジュアルになった
私が通っていた頃はNEWSの小山さんや山下さんが在学しておりました。
昔はバンカラな大学というイメージがありましたが、彼らや以降のタレントさんのおかげで、最近は随分とカジュアルな雰囲気、イメージになってきています。
私の感覚で恐縮ですが、大学のカラーって、バンカラとスマートが対極にあって、カジュアルはその中間、みたいなイメージがあります。
明治はバンカラ色からのカジュアル化に成功しましたが、流石にこれ以上を求める=スマート化、例えば慶應や青学のようなイメージに持っていくのは無理でしょう。
明治という名前がそもそも男っぽいです。
スマート化を計りたいなら、大学名を「お茶の水学院大学」みたいに変えないといけない気がします。
学生の雰囲気
おおらかな人が多いと感じています。
クラス制度があるせいか、内部生も外から来た人も皆仲が良い印象があります。
ただ、入学直後の4、5月辺りは皆、別人です。
皆、ものすごくやる気に満ち溢れていて、「ついていくの大変そうだ」なんて感じた記憶があります。
しかし、6月以降になると、皆授業をサボり始めます。
私も安心しました〈笑
芸能人が多いイメージもあってか「最近の明治には美男美女が多い」というような意見もありますが、昔から格好いい男子や可愛い女子はちらほらいたような印象があります。
男子は政経学部、女子は経営学部や情報コミュニケーション学部あたりに多いという話を聞いたことがあります。
大学のイメージからすると、がつがつした人が多い、気合の入った人が多い、ような想像をされるかもしれませんが、意外にまったり系だと個人的には感じております。
実績はある
Wikiで書かれまくっていますが、確かに実績がある著名人を多く輩出しています。
総理大臣も過去に二人輩出しています。
〈三木武夫総理、村山富市総理〉
総理大臣を複数輩出している大学は国内で、東大〈15名〉、早稲田〈7名〉が1位、2位で、3位は京大、慶應、明治の2人です。
明治以外の大学は国立と私立のトップ校ですから、明治は健闘している方だと思います。
また司法試験、会計士試験などの合格者ランキングも5番付近ですので、強い方です。
加えて、国民栄誉賞も複数人輩出しておりますので、文化的な実績もあります。
これは何気にすごいことだと思います。
サッカー女子日本代表が2011年に団体受賞をするまで、国民栄誉賞を複数名輩出していた大学は明治だけだったはずです。
(植村直己さん、古賀正夫さん)
サッカー受賞をカウントすると、川澄さんなど、日本体育大学出身の方が3名入っておりますが、監督の佐々木則夫さんも明治出身なので、現在は日体大と明治が大学別ではトップということになります。
明治は総理大臣と国民栄誉賞を複数名輩出している大学という見方もできますね。
あとは作家なんかも意外と多いです。
明治や中央は旧帝大や早慶を除いた大学の中では、実績は高い大学になると思います。
「人数が多いから」という意見もありますが、単純に国立ぐらいの人数に割り戻して考えても、輩出率は高い方です。
明治の学生数は3万人と確かに多い大学です。
しかし、学生数で言えば慶應や法政、中央あたりも同じ位おりますし、早稲田は5万人ぐらいおりますので、それは明治に限った話ではないでしょう。
明治には努力家が多い?
この実績を見て、私が感じた事は「社会に出ると、偏差値や勉強の出来だけが全てじゃない」という事です。
考えてみれば当たり前の事かもしれません。
明治より、受験難易度の高い大学は国立を含めると、けっこうあります。
しかし、こと実績という点において、明治はそれらの大学にも負けてはいません。
〈一部、かなり負けている分野もありますし、スポーツとかは別モノですが〉
それは「大学を出てからも努力している人が多い」という事の証明なのだと私は思います。
普通の人でも努力すればエリートを凌ぐ事ができる。
そういった事実を証明してくれている点は、明治の良い所だと感じております。
文系の神様も輩出
少し前に「ビリギャル」という映画が流行りましたが、それにも負けない位、凄い方が明治のOBにはおります。
現在は筑波大学の教授をされている、弥永真生先生です。
弥永先生は偏差値が50に満たない高校から現役で明治大学の政経に合格しています。
弥永先生が凄いのはここからです。
大学在学中、公認会計士、司法試験、不動産鑑定士という文系でもっとも難しい資格を1年おきに合格。
大学を主席で卒業し、東大法学部に入り直し、こちらも主席で卒業。
資格は言わずもがな、東大法学部は日本の文系の頂点である事に異論はないでしょう。
まさに文系を極めたといってもいいお方です。
厳密には明治だけではなく、東大のOBでもありますが、個人的に明治OBの中でもっとも偉大な人だと思っております。
立地が良い。キャンパスは・・・
明治の立地は良いです。文系限定かもですが・・・。
文系の学生の大半は1、2年生の時は杉並区のキャンパスに通います。
(最近は中野にもキャンパスができています。国際日本学部や総合数理学部がこちらに通います)
駅は「明大前」。
この駅のアクセスは本当に素晴らしいと思います。
新宿、渋谷、吉祥寺、下北沢などに10分ぐらいで行けてしまいます。
遊ぶには最高の立地です。キャンパスも駅から近いですよ。
また、下北沢までは歩いて20分ぐらいで行けます。
この辺りの街並みはとても良いです。
「これぞ東京」という感じがします。
私が地方出身の田舎者だったから、そう感じているだけかもしれませんが(笑
3、4年になるとお茶の水の「リバティタワー」に通うことになります。
こちらのキャンパスも確かに駅から近いですし、交通も便利なのですが、個人的には明大前の方が「大学」って感じがして好きでした。
リバティタワーは「予備校」みたいな感じがします。
予備校行ったことはないんですが、そんなイメージを抱いております。
でも、中は綺麗ですごく快適なんですけれどね。夏も冬も空調はばっちり整っており、ベンチで爆睡できます(笑
あと、トイレが広くて綺麗です。
校風が自由でイベントも多く、設備も良い
私立の文系は何処の大学も自由なものかもしれませんが、通っていてそのように感じました。
サークル活動も盛んな方ですし、箱根駅伝、六大学野球、ラグビー早明戦などイベントも多いです。〈ラグビーなど対早稲田戦は明治関係者ですと、明早戦などというのが一般的らしいですが、音が良くない気がします。早明戦のがしっくり来ます〉
色々なスポーツ、趣味にとことん没頭できる環境はあります。
図書館も快適な設備が整っています。
勉強をする環境も整っているのですが、勉強に励むのはテスト前か、難関資格を受験するような人に限られるような気もします。
昔は単位が取りやすかった
一般の大学って、試験などで6割とれば単位はとれるようですが、明治は5割で単位がとれました。
(私が居た頃の話です。現在は違うかもしれません)
この1割は本当にでかいです。
「良」や「優」も他の大学より10点ずれていたかもしれません。
少し、記憶があやふやなのですが、そうだとすると、他大よりいい成績を納めやすいわけなので、就職活動においては少し有利かもですね。
また政経学部、経営学部であれば楽勝科目が多く、かなり遊べます。
単位が取りやすい、という事を肯定的に捉えれば、趣味に没頭するのにも、遊ぶのにも快適な環境と言えるのではないでしょうか。
いや学生なんだから、勉強しろという声は聞こえてきそうですが(笑
これはやる気のない学生にとってはいい点でしょうし、他大や教授目線でみたら悪い点とも解釈できるかと思います。
早稲田コンプが多い
明治というと「早稲田に落ちた人が多い」という印象はけっこう多くの人がご存知かと思います。
確かにそれはその通りで、私の周りの一般入試組は9割型、早稲田か慶應を第一志望、第二志望にしていて、どちらも落ちて明治に通っているというケースでした。
ですので、早稲田コンプレックスが多い、というのは事実です。
この早稲コン、学内でもけっこうネタにされています。
最近はそうでもないかもしれませんが、昔の明治の売りの1つには早稲田コンプレックスがあったそうです。
「ちくしょう。今に見てろよ」
そんな気概で努力を続けて、何らかの分野で成り上がる人もいたそうです。
個人的にはこのマインド、とても共感できます。
学歴で負けているならば、他に勝負できる武器を身につければいいと思います。
明治に限った話ではありませんが、大学4年間を時間にすると、35,000時間になります。
それだけの時間をうまく使えば、自分が好きな、あるいは興味が持てる分野を見つけて、強力な武器に仕上げることだってできるはずです。
資格でも、趣味でも、なんでも良いと思います。
学歴一本で無双したければ、東大にでも行かなくてはなりません。
学歴以外にも勝負ができる武器を持っていると、気持ちに余裕ができますし、人生を有利に展開できます。
明治は都心にある大学ですし、医学、薬学の分野を除けば、大体どんな分野にも一通り、枝を張っています。
自分の武器を見つけて、研ぐための十分な環境がそろっている大学です。
大学の情報誌は使える
大学に入学した辺りの時期には、サークルが発行している情報誌を購入したりできます。
私が居た頃は「パラレルワールド」と「履修王」が有名でした。
もし、明治に通う事になって「楽に単位を取りたい」という人はこういった雑誌を買う事をおすすめします。
授業の紹介や楽な授業がリスト化されているので、かなり使えます。
値段はどちらも400円ぐらいだったと思います。
私はどちらも買いましたが、パラレルワールドの方がおもしろかった印象があります。
あんまりプライドが高くない?
雑誌とかでも書かれたりしますが、企業のお偉い方々に「明治の学生はプライドが高くないから使いやすい」なんて言われています。
恐らくこれは東大や早慶辺りの学生と比べて、という意味あいでしょう。
これは完全にその人の性格によると思うのですがどうでしょうか。
知人に、開成、慶應卒で会計士の人がいますが、とても穏やかで、謙虚ないい人です。
明治にだってプライドが高い人はいるのではないでしょうか。
お偉いさんが言うからにはもちろん裏付けがあるのかもしれませんが、言葉で言い切ってしまうのは語弊があるように感じています。
就職は普通になんとかなる
よく、明治辺りの大学ではまともな企業に就職できないなんて、某掲示板で言われていますが、私の先輩、後輩、同級生をみる限り、そんなことはないです。
小さなベンチャー企業に就職した人もいますが、誰もが名前を知っている大会社に就職した人もけっこういます。
就職できなかった人もいますけれどね・・・。
あとは公務員とかも意外と多いです。
就職に関しては、本人の頑張り次第で一流企業に勤めることも十分可能だと感じています。
卒業者の進路について
2016年の少し前の資料ですが、
文系5,000人
理系1,500人
合計6,500人ぐらいが卒業者の人数になります。
その内、就職者の数は大体5,200人。
1,300人は何をしているんだ? という感じですが、
その内訳は、
・自営業 50名
・進学 610名
・海外留学など 50名
・資格などの受験 130名
・進路不明(報告しなかったものや、就職しなかった人) 460人
ざっくり過ぎますが、こんな内訳です。
進学は理工系が450人位と大半を占めております。
資格受験は、会計士や税理士、不動産鑑定士辺りを受験される方が多いと思います。
司法試験が気になる所ですが、法学部の進学者数は60人らしいので、ロースクールは進学にカウントされているように見受けられます。
上記の進路不明者を除外してみても、
6,040/6,500=0.929
大体、93%の学生が進路を決定されて卒業しているので、進路決定率は悪くないと思います。
就職先は金融系が多い
規模が大きいので、大きな企業に就職した方もたくさんいるのですが、
就職先の一部を上げてみると、
・みずほフィナンシャルグループ 91名
・東京都特別区 57名
・国家公務員 一般職 56名
・三菱東京UFJ 52名
・りそなグループ 44名
・三井住友銀行 39名
・日本郵政グループ 35名
・損害保険ジャパン 29名
などなどです。
他にも千葉銀 25名 横浜銀行 16名 日本政策金融公庫 15名 三菱UFJ信託銀行 16名など、明治は金融系に強いイメージです。
少なく見ても、300人以上は進んでいると思われます。
超ざっくりですが、率を出してみます。
金融系への就職は文系メインでしょうから、金融系の就職者300人として考えてみても、
(金融業界へ進んだ人÷文系の卒業者数)
300/5,000=0.06
6%となり、これは高い数字になります。
(普通の大学で5%いくことは少ないと思います。流石に慶応などは別格です)
そもそも、今の計算は地銀は千葉と横浜以外含めておりませんので、信用金庫なども含めれば、もっと率は高くなると思います。
特徴としては、金融が多いのですが、他にも
・東京都庁 21名
・本田技研 17名
・富士通 17名
・全日空 16名
・警視庁 14名
・パナソニック 14名
・日本アイ・ビーエム 14名
など、書ききれないので、この辺にいたしますが、大きな会社に就職している人は多い方だと思います。
和泉返しがしんどい
明治文系には、「和泉返し」というものがあります。
明治は先ほど述べました通り、1、2年と3、4年で通うキャンパスが異なります。
大学の授業には必ず取らなくてはならない「必修単位」があります。
その必修単位は明大前の校舎(1、2年時)とお茶の水の校舎(3、4年時)に設置されているのです。
例えば、3年や4年になっても1、2年の必修単位を取りこぼしていたらどうなるか。
3、4年になっても明大前の校舎に通わなくてはならなくなります。
これを学内用語で「和泉返し」と言います。
これはけっこうしんどいです。
多くの人が定期の範囲外になるはずなので、別途交通費がかかりますし、授業によっては1、2年とペアを組んだり絡むケースが生じてきます。
下級生から気を使われるのは、かなり緊張します(笑
ちなみに滅多にないですが、留年して3年に上がれないケースもあります。
これを「和泉止まり」と言います。
何気に私の周り、留年者多かったですね。
この辺りの話はちゃんと大学に通っていれば、基本的には縁のない話です。
しかし、大学に入るとその温さに多くの人間はだらけてしまいます。
やる気があるのは入学時の最初だけです。
「今日は眠いから授業さぼるか」なんて日常茶飯事なのです。
マスコットが可愛い
このフクロウのマスコットは「めいじろう」と言うらしいです。
個人的にはガチで可愛いと思います。
ただ頭がベジータっぽいのがちょっと・・・。
明治のイニシャルはMだから、仕方ないのかもしれません。
入ってくる人の高校の偏差値・浪人の割合などについて
ある高校の偏差値を10引くと、その偏差値の高校の人が普通に勉強して入れる大学になる。
この類の話を聞いたことがある方は多いかもしれません。
この話通りに考えると、明治の偏差値は60以上は大体あるので、3科目にはなりますが偏差値70の高校の人が勉強して入る大学ということになります。
しかし、私が観察した限りでは70以上の高校出身者というのはあまり多くないです。
(明大明治などの付属や公立上位校の推薦を除いた、一般入試の話です)
浪人、現役、含めて偏差値65-68ぐらいの高校が一般入試で入ってくるボリュームゾーンのように感じました。
60ぐらいの高校もおりますし、50ぐらいの高校から入ってくる方もおられます。
また、浪人している方も結構おりますので、一浪、二浪あたりまでならば全然問題ありません。
高校卒業後、しばらくふらふらした後、二十代半ばで入ってくる方もおりますし、40代ぐらいの方が通っておられるケースもあります。
大学では年齢をあまり気にする必要はありません。
明治には高校などと同じようにクラスがあるのですが、私の居たクラスでは約30人の内、一般受験で入ってきた人は現役6人、一浪8人、二浪5人程でした。
残りは付属や指定校推薦なので、大体半分ぐらいが現役の年齢ということになります。
大学学部の呼び名
明治は学部によって、別の呼び名があります。
私の知っている限りで紹介いたします。
伝統の法。
法学部の呼び名です。
明治はもともと明治法律学校という法律学校からスタートとしておりますので、大学で扱っている学問では法律分野が一番古いです。
そのため伝統の法とよばれております。
かつては地獄の法と呼ばれる事もあったようです。
現在はそこまでではないようですが、昔の法学部は単位を取るのが難しく、卒業間近の法学部の学生が大量に留年して、新聞沙汰になった事もあったという話です。
看板の商。
明治といったら商学部。
年配の方の間では、そういう事になっているようです。
明治の中では実績が高い学部です。
商学部の設置は私立では一番古いのです。
伝統があるという見方もできます。
個人的には法学部と呼び名を交換した方が良さそうな気もします。
看板の法、と伝統の商の方がしっくりきますが、どうでしょうか。
ちなみに監獄の商とも呼ばれることがあります。
単位を取るのが厳しく、留年する学生が多い事から、そう呼ばれているようです。
また商学部ではゼミによる格差社会があるという噂がありますが、これは意外とリアルな話のようです。
実力の政経。
実力の政経と呼ばれる所以は偏差値が明治の中では上位である事からです。
先に、明治にはそこまで学部格差はないと書きましたが、それは学生の意識の話であって、偏差値について、多少の差はあると思います。
私が受けた頃は法・政経・文学部ときて、商・経営・情報みたいな感じでした。
現在もそんな感じだと思います。
もう一つ、政経学部はパラダイス政経とも呼ばれていました。
その理由は楽勝科目が多く、あまり大学に来なくとも単位が取れてしまうからです。
確かに私の周りの政経の人は滅茶苦茶に楽そうでした。
最近は学部が改革され、楽勝科目が減ってしまい、ロストパラダイスなどと噂されているそうですが、実際の所はまだまだいい感じの楽園感を保っていると思います。
就職も明治の中で強い方だと思います。
おまけの文。
この辺りからネタっぽい呼び名に変わっていきます。
おまけというのは総合大学の体裁を整えるために設置したためと言われていますが、実際はどうなのか不明です。
偏差値は明治の中では高いです。
有名人排出率も高い学部だと思います。
アナウンサーの安住さんも文学部出身です。
有名な教授もけっこうおりますので、人気がある学部です。
あったか経営。
大学どこ?
明治です。
学部は?
経営です。
へー、明治って経営あったんだぁ。
他大学の人と話すと、こういうやりとりが多いので、あったか経営と呼ばれています。
これはマジだと思います。
私自身、本屋で明治の赤本を探していた時に経営の赤本を見つけて、「明治って経営あったんだ?」と思いましたから。
1953年に設置されており、一応私立の経営学部としては最古になるようですが、商学部と経営学部って結構似ていると思います。
どうして同じ大学に商学部と経営学部が併設されているのか。
明治に経営が設定された背景として、商学部に居たとある二人の教授が喧嘩して、片方の教授が商学部を出ていき、商学部に対抗するために経営学部を設置した、などという噂を聞いたことがあります。
ちなみに単位取得は楽な方だと思います。
私が通っていた頃の経営学部の就職については、法学部、商学部、政経学部よりは落ちると言われておりましたが、実際はどうなのかわかりません。
華の情コミュ。
情報コミュニケーション学部は比較的新しい学部です。
2004年に設置されました。
女子学生の比率が高いため、そう言われているようです。
女子が多いのは自然な事であります。
明治にはかつて短大があったのですが、この学部はその流れを踏襲して設置された学部です。
勉強内容もジェンダー研究(女性が社会でキャリアを確定、積んでゆくための手法の研究など)に重点を置いているので、興味を持たれる女性の方も多いのではないでしょうか。
実際は超能力の研究なんかもやっていて、とても楽しそうな学部です。
就職はイイらしいです。
和泉の番人。
国際日本学部の呼び名です。
国際日本学部は2008年に開設されましたので、情コミュ同様、明治の中では新しい学部になります。
和泉の番人と呼ばれていたのは、文系の学生は基本的には1,2年は明大前の校舎、3,4年次は御茶ノ水のリバティタワーに通いますが、国際日本学部は4年間和泉校舎に通う事から、そう呼ばれていました。
しかし、現在は中野にもキャンパスがあり、国際日本学部は4年間そちらに通いますので、和泉の番人という呼び名は適切ではない気がします。
新しい中野キャンパスを占有状態で使えるのはいいですね。
そうすると、新たな呼び名は中野の番人になるのでしょうか。
ちなみに漫画やアニメについて研究したりする学部はココです。
今明治に入り直すとしたら、情コミュか国際日本にしたいです。
勉強内容が面白そうなので。
理工学部などの理系に関してはあまり、浸透した呼び名はないようです。
理工学部はキタノ理工などと呼ばれていたような気がします。
ビートたけしさんを輩出した学部である事からそう呼ばれていたようです。
理工系は生田にキャンパスが有ることから、農学部とセットで生田農工大学と呼ばれる事もあるようです。
おすすめの学部は?
明治 オススメ学部 などで検索されている方も多いようです。
そのオススメは受験上入りやすい穴場的な意味でのオススメなのか、単位がとるのが楽なオススメなのかにわけて、考えてみました。
受験上のおすすめは経営学部か商学部、情報コミュニケーション学部です。
法学部、政治経済学部辺りと比べると合格しやすいと思います。
問題の難易度もそうなのですが、受験者の質も法学部、政治経済学部辺りの方が高いからです。
受験は競争試験であり、なるべくレベルの高い人が少ないところの方が合格しやすいです。
特に経営学部は商学部の影に隠れているような印象から、存在感が薄いため、猛者が少ない傾向にあるのでおすすめです。
ただ、個人的には明治や立教辺りを狙うのなら、法政や中央辺りの方が受験しやすい穴場の学部はあると思います。
ご周知のように評価はMARCHで横並びですので、少しでも楽にMARCHクラスに入りたいのならば、明治はあまりおすすめできません。
では単位を取るのが楽で、就職も良い学部はどこか。
それは間違いなく政治経済学部だと思います。
パラダイス政経の異名は伊達ではありません。
私の在学していた時から、政経学部の人は結構遊んでいる人が多い印象がありました。
しかし、私見にはなりますが、就職は法学部と並んで、明治の中では一番良いイメージがあります。
ただ、政経学部は明治の中では高難易度になりますので、そういう意味では経営学部がオススメです。
経営学部も単位を取るのは楽な方です。
就職は法学部や政経学部に劣るかもしれませんが、あくまで平均的なイメージでの話です。
それでいて、明治の中では合格しやすい学部であると思います。
経営学部はおすすめだと個人的には思います。
明治大学のオープンキャンパス情報
2019年度のオープンキャンパスは全学部とも終わってしまいましたが、校内見学ならできます。
説明の必要はないかもですが、オープンキャンパスは学校・明大生主導で案内してくれるイベントです。
校内見学はこちらが大学に許可をとって校内を見て回る事です。
平日は大体いつでも可能です。
制服でも私服でも大学に普通に入って問題ないですが、一応大学課に許可を取った方がいろいろパンフとかもらえて、概要がわかりやすいのでオススメです。
明治大学の校舎は現在4つです。
御茶ノ水 文系学部 3-4年
明大前 文系学部 1-2年
生田 理系
中野 国際日本学部
国際日本学部以外の文系学部は2箇所に通うので、どちらも見てみる事をおすすめします。
まず、大学についたら、大学課に許可を取る事から始めましょう。大学課の場所は校内にいる明大生に聞けば、きっと快く教えてくれますよ。
オープンキャンバスの感想
私自身はオープンキャンパスに行った事はありませんでした。
基本的に受験するときに初めてその大学に行った、みたいな状態でした。
これはオススメできません。
受験という面においても実際の受験地の下見はしておいた方が、当日の心の余裕につながります。
また、オープンキャンパスにいく事で受験に向けてのモチベーションも上がるでしょう。
オープンキャンパスは無理でも、せめて校内見学はしておいた方が良いと思います。
以下に高校生の方のオープンキャンパスの感想を引用します。
キャンパスに行く前や行く最中は、緊張したり怖かったりといろいろあったんですけど、実際に大学を見て、その外見や内装に驚かされ続けました!
これは比喩ではなく本当ですよ。
見て回るうちにいろんな施設があっていろんな学部があって、本当に大学の視野が広がった気がします!キャンパスに行く時は、あまり緊張しなかったが着いてからすごく緊張しました。
施設を見て回るうちにいろいろなことに驚かされました。
今回は行く前に下調べしていなかったので、着いた時にキャンパスが二つのビルに別れていたので学部を探すのが大変でした。
なので、オープンキャンパスに行く時は下調べをしてから行くことをおすすめします。
オープンキャンパスで、高校生の方にはリバティタワーの人気が高いのが以外に感じていますね。
明治大学のキャンパスの立地は悪くないですが、雰囲気では他大に比べて今一つな気がします。
例えば、立教なんかは校舎にからまるツタとかが伝統感を出していて、良い雰囲気ですし、早稲田は敷地が広大でのびのびした雰囲気があります。
明大前の校舎は大学感がありますが、本当に普通の大学っていう感じです。
伝統校ではあるので、伝統感、みたいなものがあればいいのに、と思います。
これはあくまで雰囲気的な話です。
設備、快適性という話では全国の大学の中でも、いい方なんじゃないかとは感じます。
明治大学に興味がある方へ
興味がある大学がある場合、まずは資料でその大学の概要を調べてみることをオススメします。
大学案内の資料請求はこちらからできます。
手続きはスマホですぐにできますし、いくつ取り寄せても無料ですので、興味がある学校があれば、とりあえず資料を見てみる事をオススメします。
明治を志望される方は、早慶や他のマーチ、日東駒専なども検討されている場合が多いです。
バンカラ路線と言われる明治や早稲田、法政などもかなりそれぞれ雰囲気が異なります。
資料を見比べてみて、雰囲気をつかんでみるのもオススメです。
大学によっては資料を請求する事で願書がタダになったり、クオカードがもらえたりする事もあるので、ちょっぴりお得だったりします。
あとがき
私が母校に感じている点を並べてみたのですが、まとまりのない文章になってしまいました。
少しでも、参考になれば幸いです。
明治大学に効率よく合格する方法
明治大学は意外と逆転合格が可能な大学です。
そのためには効率を追求した勉強をする事がとても大切です。その点について別記事にまとめましたので、よろしければご覧ください。