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宅建士の合格ラインについて
先日宅建士の試験が行われましたね。
試験を受けられた方、お疲れさまでした。
ちなみに上の写真、宅建士の士業バッジです。
個人的にはいいデザインだと思います。癒し系。
さて、私も経験した事がありますが、この試験が終わった後の感じ、なんとも言えませんよね。
一種のカタルシスというか。
結果は12月に発表ですが、わくわくして待てそうな方、とりあえず忘れたい・・・、と思っている方もおられると思います。
実際の所、宅建の合格ラインはどれくらいになるのか、調べてみました。
士業としての初試験。回りの感想
今回は宅建がいわゆる「士業」になってからの初めての試験でした。
「難しくなる」なんていろいろ噂になっていましたが、実際の所はどうだったのでしょうか。
今回の改正には「宅建の資格の品質を向上する」といった目的もあったようで、
「もしかしたら、すごく難しくなるかも」なんて、不安に感じていた方もおられるのではないでしょうか。
しかし、蓋を開けてみると、これまでの宅建の試験と比べて「平均〜ちょい難」ぐらいの難易度だったという感想を聞きます。
宅建の講師の知人の意見だとそのような所です。
もちろん受けた人には難しい、という意見が多いのですが、それは本番の緊張のせいもあるでしょう。
宅建士の試験は簿記1級よりは簡単と言われておりますが、難易度的に勝っている側面もあります。
簿記1級は年に2回試験がありますが、宅建は1回です。
つまり、年に1回、2時間の試験で決まるのです。
これはかなりのプレッシャーですよ。
緊張して当然です。
緊張すると、頭が回りづらくなりますから、普段なら普通に解ける問題も難しいと感じてしまうかもしれません。
しかし、先ほど申し上げた通り、例年と比べた場合の難易度は平均的〜やや難という見解でした。
確実ライン・36点は維持される
この記事を書いている現時点で、宅建の合格ラインの予想は発表されております。
まだ、変るかもしれませんが、一応は以下のようになっております。
TAC 30ー32
大原 31ー33
日建学院 29〜31
LEC 30ー32
クレアール 30ー32
合格最低点は日建の29点、最高点は大原の33点。
問題の難易度も精査しないとなんとも言えませんが、今年の試験の状況から考えると、宅建士になっても、そこまで難易度は変っていないように思われます。
今までの宅建の試験は合格点が36点を超えた年はありません。
「36点とればほぼ確実に合格できる」という話は今後も当分維持されそうですね。
私の予想は34点
問題をざっと見た完全な私見ですが、今年の問題はこれまでの旧宅建の試験と比べても平均的な難易度の問題だったと感じています。
権利関係の問題も宅建業法もそこまで多くの難問は無かったように感じます。
各専門学校の予想値を参考にして、私なりに予想してみると、ボーダーラインは32点、確実ラインは34点だと思っています。
宅建は独学でも十分合格できる試験
私自身、宅建試験は学生の時に取得しました。
独学、1ヶ月位の勉強で挑戦しました。
本番は1時間位時間が余り、33点のラインで42点ぐらいとれたので、余裕と言えば余裕だったのですが、1ヶ月間は毎日みっちり勉強しました。
こう書くと「なに? 自慢?」なんて思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
私は宅建の試験は独学でも十二分に合格できる試験だと言う事を言いたいのです。
宅建はその辺の本屋にある参考書を買ってきて、ちゃんと勉強すれば楽に合格できる試験です。
それでいてメリットも大きい。
不動産業界で年収20万アップはざらですし、いざという時の就職の保険になります。
もし、何か資格を・・・、と考えておられる方は宅建という選択肢はアリだと思いますよ。
簿記宅建独学COMというサイトに詳しくまとめてありますので、興味がある方はご覧下さい。
まとめ
宅建士になって、大幅に変る、という予想もされていましたが、実際はさほどでもなかった宅建試験。
「士業になった意味はあるのか」なんて言いますが、それはこれからでしょう。
そういえば、宅建士も、士業になって、税理士や弁護士などと同様に「先生」と呼ばれるのかどうかという疑問もちらほら聞きます。
それについての私なりの見解がこちらの記事に書いてありますので、よろしければこちらをご覧下さい。