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会計事務所の仕事の内容は難しい?アルバイト、パート、正社員解説

公開日: : 最終更新日:2017/06/28 就職 転職 仕事

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会計事務所の仕事の内容は難しいのか?

会計事務所の実態ってあまり知られてはいないと思います。
簿記や税法を用いて、なんか面倒臭そうな事をしているな、というぐらいの認識の方が多いのではないでしょうか。

私は3か所の会計事務所で勤務した経験がありますので、本音を交えて述べてみようと思います。
会計事務所への就職、パート、アルバイトを考えておられる方、会計事務所の仕事に興味がある方の参考となれば幸いです。

 


 
 

会計事務所の仕事の内容

ざっくりですが、こんな感じです。
未経験のうちはわからなくとも、問題ありません。
ざっくり読み飛ばして下さい〈笑

毎月あるもの

・巡回監査        
クライアントの所を訪れて、打ち合わせ

・会計入力        
会計ソフトに仕訳を入力 

・月次資料作成      
会計ソフトの試算表などを用いてクライアントの経営補助資料を作成する

・法人申告書作成     
申告が必要なクライアントの税金申告

・給与計算        
クライアントの給与を計算。社労士などと提携して、社会保険に関わる業務を行うこともあります。

・クライアントの相談対応 
経営、税金に関する相談など

・源泉税処理、納付所作成 
クライアントが使っている外注さんの納付所を作成して渡す

・中間申告処理 
国税、地方税ともに処理して納付を促す〈申告しないケースが多いが、まれに仮決算を組む事もあり〉

・雑務、庶務       
備品、消耗品等の発注。

などなど。

 

時期もの

〈〉は行う目安期間

・年末調整〈12月〜1月〉            
従業員の所得税の計算と清算。

・法定調書、給与支払報告書〈1月〉       
年末調整などの数字を元に、資料を税務署、市役所等に提出。

・償却資産申告〈1月〉 
一部の固定資産の申告を市町村に行う。
       
・納期の特例適用の源泉税の処理〈6月〜7月、1月〉
1月〜6月の所得税と年末調整の結果を受けて、7月〜12月分の所得税を計算、納付所を作成。

・確定申告〈1月〜3月〉
個人の事業者、不動産業者、2か所給与、高額給与などの所得税申告。

など

 

単発的なもの

・相続、譲渡などの資産税
・準確定申告
・税務調査

などなど。

※この辺りは正社員であっても、相続税、所得税などの科目合格者やある程度のキャリアが無い人は基本的にやることはないと思います。

ざっくりですが、代表的な仕事を挙げるとこんな感じです。
この他にも銀行の融資を受けるために事業計画書を作ったりなど、いろいろな業務があります。

 

 


 
 

アルバイト・パートの仕事

完全に人による

完全にスキル、知識、経験によります。
税理士試験を受けたりするために、もともと正社員でやっていた人がアルバイトとして、働くこともあり得るので、アルバイト、パートとはいえ、できる仕事の範囲はかなりばらつきが生じます。
 

未経験の場合

未経験のアルバイト、パートの場合は会計ソフトを用いて、領収書の入力、消耗品の発注などの雑務を任される事が多いと思います。
この辺りの作業は難しくないので、十分にできるはずです。

例えば、コンビ二で100円のボールペンを買ったレシートがあれば、
 

事務用品 100 / 現金 100 

 
などと会計ソフトに打ち込みます。

多少、消費税の知識を要する部分もありますが、簿記3級程度の知識でも十分処理ができます。
ずっと入力だけをやり続ける人もおりますが、知識、スキルの向上に連れて、任される仕事も増えていくのが普通です。
 

正社員

資産税などの高度な専門性を要する部分は人によりますが、基本的には全部やります。
正直未経験のうちは、簿記や税法をいくら勉強していたとしても、大した仕事はできません。

会計ソフトの使い方、申告書ソフトの使い方、給与計算、数字の読み方など、実際にやってみないとわからないものが多過ぎます。
仕事を覚えるにつれ、机の上で学んだ知識が生かせる感じだと思います。

会計事務所には未経験だけど、経歴的に優秀な人もけっこう入ってきます。
でも、そんな人も入ったばかりの頃は、簿記2級を持っているかどうかも怪しい、パートのおばちゃんより仕事ができません。

流石に社員で2年ぐらいやってくると、知識、経験の広さで勝てる部分もありますが、入力の早さや正確さはまだまだ全然敵わないケースが多いでしょう。

「会計事務所の仕事は才能があって優秀な人で5年、普通の人で8年ぐらいやってようやく一人前」という言葉があります。
名前は忘れちゃいましたが、偉い先生が仰っておりました。

相続や譲渡等の極めて高度な専門性を要する案件を含めると、もっともっとかかるのかもしれません。
これは会計事務所に限らず、どの分野でもそうかもしれませんが、仕事を覚えるには長い年月がかかるということを、頭の何処かに置いておいた方がよろしいかと思います。

 

繁忙期

会計事務所は5月と年末から3月中旬過ぎまでが繁忙期です。

 

5月

5月が忙しいのは3月決算の会社が多いからです。
基本的には法人税等の会社の利益にかかる税金の申告は、決算日から2ヶ月のうちに行わなければなりません。

実際、決算月を何月にしようが、その会社の自由〈でかい所はいろいろ制約があるかもしれませんが〉ですが、3月決算の会社が相対的に多いため、税金の締め切り月である5月は忙しいのです。

 

年末〜1月

年末調整ではクライアントの会社の従業員を全部処理します。
人数が少ない所ならいいですが、20人とか30人とか居る所だと大変です。
まあ、ある程度人数が多いところはクライアントさんの方でやってくれるケースが多いのですが。

大体年末から年明け過ぎぐらいまで、この作業に追われる事になります。
それが終わると、法定調書、給与支払報告書、償却資産の申告が待っています。
これもけっこう手間で煩雑です。
期限は1月中。

 

2月〜3月

そして、確定申告。
処理に集中する時期は、2月頭位から、3月15日まででしょうか。
事務所によって、正社員はもちろん、パートでもほぼ毎日、休日出勤などを要することもあります。

正社員は毎日、終電コースになることもあり得ます。
通常の業務に加えて、個人の確定申告をたくさん処理するのは本当にしんどいです。
この個人の確定申告、すぐ終わる方もいるのですが、不動産をたくさん持っている大地主さんなどの場合は、小さな会社の決算より、時間がかかることが多いです。

繁忙期の忙しさに関しては、もう完全に事務所によりますので、なんとも言えません。
私自身、繁忙期は会社に泊まった職場もありましたし、確定申告期にも定時で帰れた事務所もありました。

やっていることは同じようなものですが、クライアントの件数や種類が事務所によって異なりますので、職場によって、本当に別世界のような感じです。

 

夏は暇な所が多い

会計事務所は年末から5月ぐらいまでは忙しいですが、夏場は暇になる事が多いです。
この時期に有休を消化する人が多いです。
とは言っても、決算は毎月のようにありますので、正社員の場合、この業界に居る以上は、月末に有休を使う事はできないと思っておいた方がいいでしょう。

先に申し上げたとおり、会社の利益の税金は決算月の2ヶ月後が基本です。
6月決算の会社は8月末までに申告しなくてはなりません。
そして、申告期限ぎりぎりになることってけっこうあります。
正社員の場合、月末は大体忙しいのです。

理由としては、決算資料がそろわないケースが圧倒的に多いですね。
私の経験上は、期限月の中旬ぐらいまでに8割型完成させておいて、月末付近で詰める、といったパターンが大半でした。

 

ブラックかどうかは人次第

こう書くと、会計事務所ってブラックなんじゃないかと思われるかもしれません。
実際にネット上では結構ブラックと言われております。

私としては、パートはともかく、正社員として働く場合、「税理士になる」「会計の知識、経験、スキルを身につけたい」というわけではなければ、一般企業に就職した方がいいかと思います。

一概には言えないかもしれませんが、そうじて待遇、福利厚生は一般企業の方がいいように感じています。
しかし、上に挙げたような目的がある方の場合は素晴らしい職場に感じるでしょう。
お金もらいつつ、スキル磨くみたいな感じですから。

 

この仕事の良い所

会計事務所でのキャリアがあると、経理分野に関する転職は簡単にできます。
これは私の経験としても、周りを見ていてもそうです。
年齢や資格にもよりますが、大企業に転職する事も十分可能です。

会計事務所は離職率はめちゃくちゃ高いです。
これは労働環境という面もありますが、一度スキルを身につけてしまえば、転職が容易なためです。

また、税理士等になりたい人はより幅広い仕事のやり方を身につけるため、何か所の事務所で経験を積もうとする人が多いので、3年や4年ぐらいで辞めていく方も多いです。

会計、税務の仕事は法律に従って行うので、普通の事務所であれば何処に行っても同じような仕事内容です。
つぶしはききます。
「手に職」という意味で言えば、とてもいいスキルだと思います。

 
 

会計事務所の仕事で気をつけるべき点

作業、動作の確認を必ず行うことです。

レシートを入力したら、それでお終いではなく、入力した仕訳データを確認する。
できれば、試算表、補助簿までチェックするのが、おすすめです。

ボールペンを前の月まで消耗品で処理していて、今回は事務用品費で処理してしまった。
これは大した問題ではないですが、会計には継続性の原則というものがあり、基本的には前の処理を尊重しなくてはなりません。
訂正した方が良い場合が多いです。

試算表から各勘定科目を一つずつ見ていくと、結構間違いが見つかったりもします。
慣れている人でも見直し、確認をしないと厳しいと思います。

逆に言えば、こつこつ見直しをして、丁寧に作業を重ねていける人にはとても向いている業務だと思います。

 

会計業界への仕事を検討されている方は

もし、会計事務所、経理関係の仕事を探されている方は会計業界に特化した就職、転職支援サービスを使うのがおすすめです。

会計業界には求人の波がありますし、傾向もあります。
例えば、税理士試験をは8月に終わり、12月に発表されますので、これらの時期には求人、採用活動が活発になりがちです。

また、手に職という観点から会計業界を考えている方はキャリアプランを考える事も大切であります。
もともと専門性が高い分野ですし、就職活動をされる場合は専門の機関を利用された方がうまくいきやすいです。

おすすめはジャスネットキャリアです。

経理(会計事務所)に特化した就職支援サービスです。
経理、会計事務所といっても実は様々な種類があります。
英語をよく使う会計事務所だったり、相続などの資産税がやたら多い事務所だったり。
タグで検索をかけることにより、自分の求めている業務を探しやすいです。

無料サポートも受けることができますので、業界への就職を考えておられる方には有意義な就職支援サービスです。

 
 

おすすめ書籍

最後に会計事務所の業務について書かれている書籍で、おすすめのものを紹介いたします。

「会計事務所の仕事がわかる本」
名前はそのものずばりですが、会計事務所の業務内容を把握するにはとても良い本だと思います。

上述した、作業の見直しの大切さもこの本から教えられました。

私が会計事務所の仕事を始めた頃は間違えばかりして、自信を失いがちでした。

6,000円ぐらいの住民税の納付書を、

租税公課6,000,000 円とか打ったりしてましたから。
(ちなみにこういう間違いは試算表を見る癖をつけると防げます)

この本によると「誰でも初めは信じられない程、たくさん間違いをする」「慣れたら慣れたで今度は大きな間違いをする」とあります。

そして、それは学歴とか、視力がいいとかは関係なく、大抵の人はそうだとの事です。

かなり励まされました(笑

会計事務所の仕事にはミスはつきものだなどと書かれています。
ただ、そのミスを減らすためには見直し、やったら必ず見直しする癖をつけること。
これは本当にその通りだと思います。

税理士試験についても触れられており、科目選択の参考にもなるかもしれません。

ベテランの方には必要ないと思いますが、会計業界に入ったばかりの方、これから入ろうかとする方にはとてもおすすめできる書籍です。

 

 

興味がある方は参考にされてみるのもありかもしれません。

 
 

簿記検定のおすすめ講座

本記事を見ておられる方の中にはこれから簿記を勉強される方もおられるかと思います。

簿記検定の場合、独学か専門学校の利用の2択で迷っておられる方も多いのではないでしょうか。
独学でも2級ぐらいまでなら、十分とれると思います。

もし、学校に通うことを考えておられるなら、資格スクエアという通信講座がおすすめです。
(税理士の初学者除く)

私は独学で、宅建や簿記検定、税理士の簿記論や財務諸表論に挑戦した経験があります。

どれも合格こそしましたが、資格スクエアが受験当時にあったら使っていたと思います。

税理士試験に関しては、TACの教材を買って勉強したのですが、きつかったです。
(財表は運良く1回で受かりましたが、簿記は1回落ちています)

通信の場合、自発的に勉強を継続できる人という前提にはなります。
自発的にできない人は通いの方が絶対にいいです。

ただ、自分で勉強を継続できる人は、通いではなく、通信が最善の選択だと思います。
通信を選択する事で、費用的、時間的な面で通いの受験生よりも有利になります。

 
 

通信のメリット

通いと比べて、何が有利かといいますと、

・わからない所は何度でも動画を見て、確認できる。

・再生スピードを1.3倍位にすれば、通いより、インプットの時間短縮を図れる上に、ちょっとした速聴効果(その速度について行くことで頭の回転が早くなる)も得られる。

・通学の時間、手間がない。

・自分の都合に合わせて学習できる(自己管理ができないと両刃の剣)

・通いだと講師に当たり外れがある(評判のいい先生の授業を受けたい場合、講義日スケジュールを合わせなくてはならない)が、通信は高いレベルで安定している。

独学におけるメリット=自分のペースで勉強できる。
通いのメリット=先生がインプット事項をわかりやすく説明してくれる。

両方のメリット掛け合わせた点が特徴です。

通信講座自体は大手の専門学校でもやっておりますが、資格スクエアは相対的に費用が安く、授業の質を考えるとコストパフォーマンスは高いです。
下手に独学して、時間をかけて勉強するなら、こちらを選択した方が得だとも言えます。

当たり前ですが、わからない点については、質問もできますので、通いと比べて、知識のインプットで不利になる事はありません。
 
 

デメリット

通いと比べると、デメリットは、

・怠けやすい。

・仲間を作りづらい。

・講師の質が高いと言っても、相性が良くなかった場合、講師選択の余地が少ない。

勉強とは自分で行うものなので、仲間は必要ない、という考えの人もいると思います。

確かに馴れ合いになってしまうなら、居ないほうがいいでしょうが、ライバル関係になれば勉強のモチベーション管理上、有意義になりますので、それが得にくい通信のデメリットとしました。

 
 

税理士受験で財表を考えている方

ちなみに、税理士を目指している方で財表の受験経験がある方に限定されますが、資格スクエアの栗原先生はおすすめです。

もともと、TACの講師だった方で、ベテランの方です。
私の知人が受講していたのですが、当時の財表の合格率はかなり高かったそうです。

授業は「このクラスの生徒は必ず受かる」などのポジティブな熱い感じだったらしいですが、多くの受験生はその通りになったという(笑

ただ、資格スクエアの税理士対策は受験経験者向けなので、全くの初学者の方にはおすすめできません。

 
 

他の資格も扱っている

この通信講座は簿記だけではなく、会計士や社労士、司法書士など、大半を扱っております。

現在、無料お試しで講義が受ける事ができますので、興味がある方は参考にされてみてはいかがでしょうか。

こちらから見れます。

個人的にとてもおすすめできる講座であります。

 


 
 

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