スバル・レヴォーグってどんな車？車種名の意味やその特徴について

スバル・レヴォーグは現在かなりの人気車種で、初登場してから数年経った今でもずっと変わらずの人気を誇っています。

モデルチェンジをする度に走行性能や安全性能に磨きが掛かり、今までスバル車に興味が無かった人も「レヴォーグに乗りたい！」と思う方が多いようです。

そんな魅力的なレヴォーグですが、具体的に一体どんな車なのでしょうか？

人気車種だということだけで、詳しい事は分からないですよね。

そこで今回は、レヴォーグの詳しいスペックや由来など、基本情報をご紹介します。

ぜひレヴォーグの魅力を知って頂ければと思います。

【スバル・レヴォーグ】ってどんな車？

ではまずレヴォーグのスペックを簡単にご紹介します。

知らない方はぜひレヴォーグの特徴を知っていってください。

・レヴォーグの基本スペック

• エンジン：1.6L DOHC 直噴ターボ"DIT"(（リニアトロニック）/2.0L DOHC 直噴ターボ"DIT"（スポーツリニアトロニック）
• 駆動方式：AWD
• グレード種類：6種類
• サイズ：全長4690mm　全幅1780mm　全高1490～1500mm
• 乗車定員：5人
• 車両総重量：1825～1845kg
• 燃費：1.6L（16.0km/L）　・　2.0L（13.2km/L）
• 最高出力：1.6L　125kW(170PS)/4800-5600rpm　・　2.0L　221kW(300PS)/5600rpm
• 最大トルク：1.6L　250N・m(25.5kgf・m)/1800-4800rpm　・　2.0L　400N・m(40.8kgf・m)/2000-4800rpm
• 燃料：1.6L（ガソリン）　・　2.0L（ハイオク）

・レヴォーグの特徴

レヴォーグはグレードによって1.6Lと2.0Lの排気量が選べます。

1.6Lは、この排気量とは思えないパワフルさがあり、スポーツカーを意識したような車であることが運転の出だしで感じられます。

馬力やトルクは申し分ないと言っていいでしょう。

また、サイズ感は3ナンバーサイズのステーションワゴンですが、5人乗りなので車体の長さはあまり気になりません。

視界はよく運転はしやすい方ですが、車高が少し低めなので女性や運転に不慣れな方は、レヴォーグの目線に慣れが必要です。

2.0Lのレヴォーグを乗ると、やはり1.6L以上のスピードやパワーを感じられるので気に入る方が多い傾向です。

最高出力は300馬力を記録しており、ほぼ「スポーツカー」と言っても間違いではありません。

余裕のある走行は運転の疲労を感じにくいので、旅行や遠方に行くことが多い場合はとても魅力を感じられます。

しかし、そこまでパワーを感じられる機会は少ないので1.6Lでも十分な場合も多いです。

また、2.0Lは燃料がハイオクになり燃費も1.6Lよりも悪い為、維持費の面で負担になる可能性があります。

街乗りメインでレヴォーグの魅力や性能を最低限感じたい、という方は「1.6L」が向いています。

反対に、レヴォーグの走りや性能を最大限に引き出したい、遠出をする機会が多くアクティブな走りをしたいという方には「2.0L」が向いているでしょう。

レヴォーグの車名の意味や由来は？

レヴォーグの基本的なスペックは分かりましたが、そもそも「レヴォーグ」という車名は何が由来なのでしょうか？

車の名前の由来を調べると、意外にも面白い意味が込められていたりするものです。

ネーミングによって、車の印象はかなり左右されるので重要な部分だと思います。

では、レヴォーグの車名についてご紹介します。

・レヴォーグの車名の由来

「レヴォーグ(LEVORG)」とは、「LEgacy」（大いなる伝承物）、「reVOlution」（変革）、「touRinG」から作られた造語です。

「スバルの大いなる伝承を引き継ぎながらも、次世代に先駆けた変革により、新たなツーリングカーの時代を切り拓く」という意味が込められた車名となっています。

車名だけでも、スバルの歴史ある”インプレッサ”や”レガシィ”が、このレヴォーグの一台に凝縮されている気がしますね。

レヴォーグをデビューさせたことによって、より安全性能・走行性能に磨きがかかったように思います。

その位、レヴォーグのデビューは革新的だったのかもしれません。

【スバル・レヴォーグ】の購入者の年齢層は？

レヴォーグは様々なニーズに応えられるよう、1.6Lと2.0Lの排気量でそれぞれ格差をつけていますが、実際に購入するユーザーの年齢層はどんな状況なのでしょうか？

車離れが進む現代では、免許取り立ての10代や20代～30代前半の方がレヴォーグを購入することは少ないと予想されます。

具体的にレヴォーグを購入するユーザーの年齢層はどうなっているのかをご紹介します。

・レヴォーグ購入者の年齢層で多かったのは「40代」

レヴォーグの購入者で最も多かった年代は「40代」でした。

40代は販売台数のおよそ4割近くを占めており、40～50代を合わせると全体の6割を占めるそうです。

最も少なかったのは30歳以下の年代で1割にも満たないという結果です。

レヴォーグの購入者が40～50代に集中する理由としては、以下のことが考えられます。

• レヴォーグは収入面もある程度落ち着いた働いている世代（特に40～50代）が手に届きやすい価格だから
• お子様の手が離れだす時期の方が多く、利便性重視のミニバンではなくワンランク上の車を購入したいと思う人が多い
• 単純にスバリスト（スバル好きのマニアックなファン）だから

このような理由が、レヴォーグの購入者の年齢層に表れていると思われます。

また、ずっとスバル車一筋の方が多い”スバリスト”の方もこの世代に集中しているのが特徴です。

・レヴォーグは若者には向かない？

では、20代や30代前半の若者世代にレヴォーグは向ていないのかと聞かれれば、そんなことはありません。

ステーションワゴンとしての利便性や運転のしやすさを損なうことなく、レヴォーグはスポーツカーのようなパワフルな走りも実現している為、若者の方がむしろ運転を楽しめるのではないでしょうか。

しかし、ステーションワゴンの車としては他のメーカーよりも車体価格が高い事、燃費性能に難点がある事などのコスト面で問題が生じる恐れがあります。

車は購入が出来ても、何年も維持をしていかなくてはならないので、若者世代だとレヴォーグに掛かるコストはまだまだ大きいかもしれません。

それでもレヴォーグに乗りたい！という方は早まらず、まずレンタカーや試乗でレヴォーグの走りを体感してみるのもおすすめですよ。

または、レヴォーグはこれからもモデルチェンジをして更に魅力的な車になると予想されるので、ご自身が余裕を持って購入出来るまで待つのもアリです。

あとがき

いかがでしたか？今回は、レヴォーグの基本情報や車名の由来、購入するユーザーの年齢層などをご紹介させて頂きました。

レヴォーグはステーションワゴンとしてはとても馬力のある車で、軽快な走りが出来るのが最も魅力と言えるでしょう。

レヴォーグを購入するユーザーの年齢層は若干高めですが、どの世代の方でも”運転していて楽しいと感じられる車”だと思います。

車に興味が薄れている若者の方にも、ぜひ一度は体感して頂きたい車です。

購入を検討する際は、1.6Lか2.0Lでまず悩むかもしれませんので、どちらも一度試乗することをおすすめします。