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居酒屋バイトはきつくてブラック?いいところも結構あると思う

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居酒屋バイトはブラックバイトじゃないと思う

チェーン居酒屋の社員はブラックだという話はよく聞きますが「バイトもブラックっしょ」なんて言われることもあります。
私としては社員はともかく「バイトはそうでもないよ」と反論したい所です。

私は学生時代と卒業してからもしばらくの間、某大手チェーンの居酒屋でバイトしていました。

所属していたのは千葉の店舗だったのですが、学校が都内にあったので、学校帰りに都内の様々な店舗でヘルプ勤務した事もあります。
新宿、新橋、池袋、田町、四谷、浅草・・・。
結構いろんな所に行きました。

バイト期間は大体5年間ぐらいでしたが、居酒屋バイトの良い所、きつい所について、振り返ってみました。

居酒屋でのバイトを考えている人には参考になるかもしれません。

 

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平日は楽

地方や都内の一部を覗いた地域において、平日は基本的に暇です。

店舗によっては、交代で客の呼び込みに行ったりもしますが、基本的には中でバイト仲間とだべって、時々接客みたいな感じです。
都内でも大体そうです。

ただし、新宿や新橋、池袋あたりは別。
平日でもクソ忙しいです。
動きっぱなしです。

その分時給も高いのですが、そういう店舗は避けた方がいいかもしれません。
後述する居酒屋バイトならではのメリットが薄れてしまいます。

呼び込みとか、だるいっしょ。

と、思われるかもしれませんが、冬以外であれば逆に楽です。
メニューなどを持って立っていて、近づいて来たお客さんに「どーですか?」というだけですから。
冬は寒いから、つらいです。

 

金、土、単発の祝日前は忙しい

どこの店舗でも、この辺りは忙しいです。

居酒屋でバイトをすることとなった場合、金か土のどちらかはシフトを入れるようにした方がいいです。
そうしないと「暇な所ばかり入って、空気よめない子」扱いされる事もあります。

大型連休の場合、連休に入る前日は忙しいですが、大きな連休の中日はけっこう暇なケースが多いです。
皆、旅行とか何処かに出かけてしまうのでしょう。

 

年末はヤバい

当然ですが、忘年会シーズンの年末はヤバいです。
店舗の年間の売り上げレコードって、大体年末シーズンに更新されます。

12月27日〜30ぐらいは店舗によっては修羅場と化します。
私の居た店舗では通常の週末の5倍近くの売り上げが上がった事もありました。
単純に考えて、通常の週末の5倍忙しいということです。

居酒屋バイトをする場合、年末は腹をくくる必要があります。
仮病や予定を作って、逃げるのもアリですが・・。

 

居酒屋バイトのポジション

居酒屋バイトのポジションを大別すると、以下の3つに分けられます。

 
ホール・・・客の応対、ウェイター、片付け、レジ

バー・・・酒を作る、洗い物

キッチン・料理を作る、洗い物

 

この内、平日においてホールとバーは兼任するケースもあり得ます。
暇な時はホールとバーは一人でも、全然回ります。
オーダー取りに行って、自分でお酒を作って、持っていく感じです。

週末など忙しい時は完全に独立して、ポジションを勤める事になります。

 

運動量的にはホールが一番しんどい

私はホールから入りましたが、いつからか、バーもキッチンもやるようになりました。
長く勤めると、大抵の人はそうなると思います。
飽きるというか、他の仕事したい、みたいな感じになってきます。

それで、忙しい時はどのポジションもしんどいのですが、私の感覚としては、一番ホールがしんどかったです。
特に客が帰った後の後片付けがだるい。

あ、でも良く言われているように、ゲ◯掃除は滅多にないと思いますよ。

私、一度もやったことありません。
ゲ◯に遭遇した記憶は覚えている限りで、2回。
掃除は店長がやってました。

ホールが一番しんどいと私は思うのですが、もっとも居酒屋バイトならではのメリットを感じることができるのもホールです。

 

客と仲良くなれる

居酒屋バイトならではのメリットとして、お客さんと仲良くなりやすい点があげられます。
やはり酒の力は大きいです〈笑

通常の飲食店とは違って、酔いが入っている分、話すチャンス、話が弾むチャンスが多い。

週末は無理ですが、平日にはお客さんと結構雑談しました。
これは楽しいです。バイトもさぼれるし。
バイトが上がった後に、そのお客さんと一緒にお酒を飲んだりしたこともあります。

 

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バイトや就職のきっかけも

主婦のお客さんに、家庭教師のバイトの依頼をされた事もありましたね。
しかも、一気に4人も。

ママさんバレーかそんな感じの飲み会だったと思うのですが、幹事っぽい主婦と雑談していると、その隣の一人が頼んできたんです。
そうしたら「じゃあ、私も」みたいな感じで。

私一人ではとても無理なので、他のバイト仲間にも頼んで、分担して受け持ちました。

あとは、会社の面接を受けるチャンスが湧いた事もあります。

田町の店舗にヘルプで行った時の話なのですが、オ◯ックス証券だったかと思うのですが、そこの社員の人に会社の名刺を渡されて「面接の口、聞いてやるぞ」なんて話をされた事がありました。

大学4年の12月頃だったのかな。
私は内定式の日に会社を辞めてしまって、進路未定だったんです。

社員の人が二人で飲んでいたのですが、酒を運んで来た私と雑談をして、なぜかの意気投合。
私は就職できなかったことをその人達に愚痴った記憶があります〈笑

そうしたら「ウチ、来るか?」って。
番号は聞かれたものの、もちろん冗談かと思いましたよ。

翌日、電話が来て「マジなら、面接するよ?」なんて言われて、嬉しい様な、焦ったような記憶があります。

その頃にはもう就職する気がすっかり失せていたので、断りましたが、私にとってある意味人生の分岐点だったのかもしれません。

今思えば、12月に面接して、どうやってねじ込むのか、甚だ謎なのですが。

 

友達ができる

居酒屋バイトには学生が多いです。

学生の方は友達が作りやすいバイトの一つです。

私自身はバイト仲間で旅行に行ったり、海に行ったりと、とても楽しい思い出があります。

これは別に居酒屋バイトに限った話ではないですが。
 

出会いは多い

居酒屋バイトは出会いが多いバイトです。

私が所属していた店舗に入ってきた女の子は、みんなバイト内の男の子とくっつきましたからね。
大学を卒業して、そのまま結婚したやつもいます。

もっともこれは、店舗やその人によるのかもしれません。

今思うと、私が所属していたバイト先の男はレベルが高かった。
格好良くて、頭も良く、将来有望。

ああ、もちろん私をのぞく、ですよ。
悲しい事ですがね。

格好悪くて、頭も悪く、将来無謀。
無謀の字が異なりますが、これでモテるはずがないですからね。

バイト先には女の子はたくさんいました。
しかし、私自身についていえば、甘く素敵な気配を感じたことは皆無でしたな。

 

コンパニオンのねーちゃんとご飯を食べた

私自身、バイトの中ではなかったのですが、客とは出会いがありました。

お客さんの飲み会で呼ばれていたコンパニオンのねーちゃんとご飯を食べに行った事があります。

本当に凄く可愛かった。
可愛かったので、トイレから席に戻る際におしぼりを渡してみたんですね。
こう書くと、チャラ男認定されるかもしれませんが、私を煽ったのは店長でした。

私が「あの人可愛くないっすか。いや、絶対可愛いっすよ」みたいな感じで、店長に可愛いを連呼していると、

「よし、ならば、おしぼり渡せ」

「・・・いいんすか?」

みたいな流れだったかと思います。

おしぼりを渡すと「学生ですか?」みたいな感じで、向こうも話を降ってくれたので、後はいつもお客さんと話す感じで話題を展開しました。

とりあえず、まあるいコースターにアドレスを書いて、渡しておきました〈笑

後日、メールが来て、一緒にご飯を食べにいったりしたのですが、バツイチ子持ちだという事が発覚し、撤退を余儀なくしました。

 
積極性を持てば、こういう機会は結構あります。

客で来た女の子と付き合って、結婚した奴も知っています。
まさかと思うかもしれませんが、私の回りでは実際にありました。

 

チップをくれる人もいた

信じられない話ですが、チェーンの居酒屋なのにチップをくれる人もいるんです。

一回、五千円とかくれました。
私はその人を「チップおじさん」と神のように崇めていました〈笑

 

座敷の掃除は積極的にやった方がよい

ホールの場合、お客さんの席を掃除することがあります。

これは積極的にやった方がいいです。
お金を拾える事があります。

特に宴会の後が狙い目。
大体拾える金額は千円なのですが、一度だけ一万円札を拾ったことがあります。
ヒャッハーでしたね。

 

混んでいる時は修羅場

年末などで忙しいのに、人が少ない時は地獄です。
普段温厚な人でも本性むき出しになります〈笑

私自身、こういう時期はバーのポジションに居る事が多かったのですが、飲み放題の宴会コースなどが入っていると、大量のオーダーが一気に入ってきます。

一応、事前に瓶ビールを配布して、オーダーされるドリンクの料を減らしたり試みるのですが、一気に20人分ぐらいのオーダーが入ることはけっこうあります。
こういう宴会が3つも4つも一緒にあったりして、泣きたい気持ちになった事もありました。

途中で「グ、グラスが足りない」なんて事もたまにあります。
そんな時は大急ぎでグラスを回収し、洗って生暖かいグラスに酒を注ぐのです。

正直、社会人になって、仕事で一番辛かった時より、居酒屋バイトのこういう時期のがしんどかったです。

ある意味、これでメンタルが鍛えられたのかもしれない〈笑
基本的には硝子メンタルなんですが、修羅場耐性はついたというか。
ウイイレで言えば、Bくらいはつけてもいいのかもしれない。

 

客にからまれる

お客さんとの絡みは多い事は、いい点だけではなく、嫌な点もあります。

酔っぱらった客に蹴られた事、あります。
凄く痛いローでした。

酔ったお客さんに、説教されたりもありましたね。
酒が薄いとか、言いがかりつけられて。

また、女の子は客からナンパされる事もあります。
セクハラされたという話も。

そういうのホント勘弁。
という人は居酒屋バイト、ホールはやめた方がいいかもしれません。

 

空気が悪いし、不健康

当時は若かったから、特に何も感じなかったのですが、今振り返ると、店内は煙いし、空気もあんまりよろしくなかったなぁと。
ホールですと、その中で有酸素運動をする感じになります。

加えて、居酒屋バイトは深夜まで働く事も多いです。
どんなバイト、仕事でもそうですが、夜遅くまで働くのは身体にはよろしくありません。
肌も荒れますし。自律神経的には最低。

あとは、キッチンやバーの人は手が荒れます。
クリームを塗ったりして、こまめな対策が必要です。

 

まとめ

単純に「金を稼ぐ」という点だけで考えると、居酒屋バイトは微妙な選択肢なのかもしれません。
昨今は学生でもネットを使えば、効率良く、いい感じにお金を稼げますからね。

ただ、居酒屋バイトには金では計れない、出会いや刺激があります。
良い意味でも、悪い意味でも。

人と接する事が好きな人は楽しめるバイトであると思います。
逆に、身体を動かすのが嫌いだとか、人と接するのが苦手、という方にはおすすめできません。

最近、ふとした瞬間、脳裏に居酒屋バイトの日々がよぎります。
その思い出にいくばくかの眩しさを感じるのは、やはり私がおっさんになったからだろうな。

 

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