本記事では相撲の懸賞金の過去最高額はいくらか、ということや懸賞金の受け取り方の作法について記述しております。
大相撲って、テレビで見ても迫力ありますよね。
相撲が終わって、懸賞金を受け取る時の力士さんは、カッコイイですよね。
ふと、思ったのですが、相撲が終わった後に力士さんがうけとる懸賞金っていくら位あるのでしょうか。
また、今までの懸賞金の最高顎はいくらだったのか気になりました。
相撲は国技ですが、野球選手などと同じく高給取りなイメージがありますし。
また、力士さんが懸賞金の受け取り方の作法も気になったので調べてみました。
まず、相撲の懸賞金について調べてみると、1本あたりの懸賞金の総額は6万2千円のようですね。
そのうち5300円が相撲巨魁の事務経費となり26700円が納税充当金として天引きされ、実質の手取りは3万円だそうです。
この納税充当金というのはサラリーマンでいう、源泉所得税や住民税の天引きみたいなものです。
手取りは半分以下って相当少ないですよね。やはり、力士は相当利益でているということの証明ですね。
この懸賞金は所得税法上、事業所得にあたるようです。
普通の個人の商売人と同じということになり、力士は自分の身体が資本ですので、通常の商売人と比べて軽費率が少なくなり、利益が出て納税額も高くなるのかもしれません。
実際には天引きされた分は確定申告で還付されるようにも思えますが、それにしても高い。
私達が働いていて、お給料の半分近くも税金で天引きされたらいやですよね。
この相撲の懸賞金の最高額ですが、少し前までは東京・森永賞の51本が最高金額だったようです。
手取りベースで153万円。
凄い金額です。
売上とすると62000円×51=3162000円。
税金の計算上は316万円から経費などを引いて計算されますから、あの天引金額でもしょうがないんですね。
納得出来ました。
最近ですと2015年1月場所の千秋楽では白鵬翔が最多記録となる33回目の由賞を決めた場所ということで、かなりの数の懸賞金が殺到したようです。
そこで緊急措置として、森永賞込みで61本もの懸賞金が設けられ、これが現在の最多の懸賞金の記録のようです。
61本だとすると、手取りベースで183万。売り上げベースで約378万。
凄いですねー。
相撲取りで横綱クラスの方は年に三回以上土俵を跨ぐと、1000万越えしてしまうわけですね。
1000万円超えてくると、消費税もかかってきますし、やはり納税充当金の制度は納得です。
(納税充当金の金額に消費税が入っているかはわかりませんが、入っていそうです)
さて、相撲の後に力士さんが懸賞金の受け取り方の作法について。
あの、手で空を切るような感じのやつです。
懸賞金を受け取り方の作法として、「手刀」というようです。
懸賞金の受け取り方の作法としての手刀が決められたのは、昭和40年頃のようで、相撲の長い歴史の中でも比較的最近のようです。
それより前の懸賞金の受け取り方の作法としても手刀は存在していたようなのですが、力士が好き放題にやっていたそうです。
制定後は、「右手で左、右、中央の順に手刀を切る」ことが決められたようです。
それぞれの方向には相撲の勝利の神様がいるそうです。
左側には神産巣日神。かみむすびのかみと読むようです。
右側には高御産巣日神。たかむすびのかみと読むようです。
真ん中には天御中主神。あめのみなかぬしのかみと読むようです。
相撲の懸賞金の受け取り方の作法って、神聖な神様に対する感謝の意味あったんですね。
全然知らなかったです。個人的にはごっつあんです、というジェスチャーだと思っておりました。
それにしても。
調べていて、懸賞金の金額にびっくりしました。
横綱や大関クラスの力士さんって、やっぱりかなりの高給取りなんですね。