本記事は五月晴れの意味や使われ方について、記述しております。
五月に入り、暖かい日々が続いておりますよね。一年の仲でもこの時期が一番最高だと思います。
私は冬が大嫌いなので、毎年、寒い期間は二週間ぐらいにして欲しいと思います。
例えばですが、二月なんて消えて無くなってしまえばいい、と結構本気で思ったりもしています。
さて、素晴らしい五月の晴れ間を謳歌している今日この頃ですが、五月晴れってどういう意味なんですかね。
ただ、単に五月の晴れっていうそのまんまの意味でいいんすかね。
調べてみました。
まず、基本的には梅雨の合間に見られる晴れ空を意味するようです。
あれ、でも梅雨って6月じゃね。5月じゃないじゃん、とか思いましたが、これは陰暦の基準の5月のようです。
1年が365日、現在の私たちの日時は太陽暦という太陽が地球の周りを回る周期を基準として設定されております。
この対義語が太陰暦。月の満ち欠けを基準に暦を決めるのです。
ちなみに太陰暦によると1年は354日前後と太陽暦より10日以上ずれるようです。
地球が太陽の周りを回る周期が太陽暦ですので、より自然な方が太陽暦です。
太陰暦と違って、季節がぶれないのは明白ですよね。
太陰暦ですと、10年後の4月と今の4月ですと季節がまるで違う、といった事もありえそうです。
でも個人的には太陰暦って格好良いと思います。
月の満ち欠けをもとに暦を決める・・・、その行為が神秘的であるようにさえ感じています。
話がだいぶそれましたが、最初に私が言った五月晴れ=5月の晴れ空というのは誤用らしいです。
誤用といっても現在は慣用的に用いられることが多く、ある意味正しいようです。
法律における慣習法みたいなもんでしょうか。
とりあえず、昔の意味は違った、ということですね。
それで純粋に五月の晴れ空と表現したい時は、さつき、ではなく、ごがつ、ばれと読むようです。
だとすると、全ての月でいけちまいますね。
六月ばれ、七月ばれ・・・・。そのまんまですね。
しかもかっこわるい。
思ったのですが普通に一月とか二月とかいうよりも、睦月とか如月とかって呼び方を浸透させた方が日本っぽくて格好良くないですか。
太陰暦ベースな読み方ですけれど。
師走とかヤバいっすよね。師匠が走っちまうんですよ。
師匠すら走らす12月に溜め息が出てしまう程の憧れを感じてしまいますね。
さて、五月晴れは季語としても用いられます。
意味は初夏。本来の意味を考えるとあたりまえ、という感じがしますよね。
他にも五月雨とか梅雨とかも初夏を示す季語らしいです。
衣替えって六月初旬頃ですし、たとえ、梅雨が始まらなくても、六月の時点でもう初夏って感じがしますからこちらも当たり前ですね。
個人的に五月晴(れ)に関する俳句ですと、個人的には正岡子規が好きです。
おしあふてくる萍や五月晴
明治25年頃の俳句です。
俳句は意味を考えるところに面白さがあると思います。
ちなみに萍はうきくさ(草の種類)です。
このうきくさについて調べてみると、意味がわかってくると思います。