ご不幸は悲しい事ですが新しい命の誕生はとても喜ばしいことです。
ささやかでも出産祝いを贈りたいものですよね。
ここで気になるのは、喪中でもお祝いしたい状況になった場合はどうすればよいのか、ということです。
身内の不幸と出産祝いが近い時期に重なってしまった場合、
どうすれば失礼のないように出産祝いを贈れるか…、
最近私が学んだ事を紹介していきたいと思います!
喪中の時ってお祝いできないの?
一般的には49日までを忌中、1年間を喪中といいます。
喪中とは悲しみを乗り越える期間の事で、約1年間かけて元通りに戻る期間だと思ってください。
また期間にとらわれず心の整理がつくまで喪中という事にもなるので、
負担にならないように喪中の方への配慮も必要かもしれません。
実際49日の法要が済むまでは気持ちとしても落ち着かないため、バタバタしてしまいます。
出産祝いは早く贈りたいと思うかもしれません。
ですがお祝いをするのに遅れてしまう事は気にしないでください。
贈り物をするのに早いも遅いも関係ないのです。
もし遅れる事が気になるのなら、相手に事情を説明しておく事もありかもしれませんね。
気遣いの心を忘れずに
あくまで相手の方に不幸があったこともふまえて、贈る時は考えて贈らなければなりません。
また出産祝いは地域によっては1カ月以内とされていますが、
喪中の場合、この限りではありません。
忘れてはいけない事は、お祝い事とお悔やみ事が同時に起こった場合お悔やみ事を優先します。
何より突然の不幸に心を痛めている時なので、お祝いどころではなくなっている事も多いはずです。
贈り物をする時は一言気遣いの言葉を添えるという事もOKです。
最低限のマナーを守って形にとらわれず、気持ちよく贈りたいものですね。
贈り物にも配慮が必要
出産祝いは相手とよほど親しい場合を除いては自宅へ配送する方法がベストですが、
送った際に連絡するかしないかは悩むところ。
連絡しない方がサプライズ感はありますが、育児で忙しく新しい生活に慣れるまで、ストレスの感じやすい時です。
私だったら、送った事をメールで知らせて「返事は大丈夫だからね」と、返信不要という事も伝えちゃいます!
相手の性格や事情などよく考えたうえで決めると良いでしょう。
また喪中の人へお祝いを贈る場合、贈る物にも注意が必要です。
不幸を連想させてしまうものはNG。
例えば「縁を切る」につながる刃物、ご遺体の顔にかける時に使う白いハンカチなど…。
出産祝いなのでベビー用品を贈る方がほとんどかと思いますが。
喪中の時は贈ってはいけないものがあるという事を覚えておきましょう。
あとがき
喪中の考えは人それぞれですが、最低限のマナーを覚えておくとよいでしょう。
万が一贈る時期を逃してしまって1年近く経っている場合は、1歳の誕生日にあわせて「初誕生日祝い」として贈りましょう!
最低限のマナーを守りつつ、
出産という喜ばしい事には心からの「おめでとう」という気持ちがあるだけで…
相手にはしっかり伝わる事を忘れないでくださいね。