先程のニュースで、納豆の聖地・茨城県で今までにない納豆が誕生され、それがフランスの食品見本市で反響を呼んでいると目にしました。
その名も「豆乃香」。
その特徴は、
「粘らない」
「納豆特有の匂いが弱い・豆の香りが引き立つ」
ということだそうです。
まず、思ったのですが、それって納豆なのでしょうか。
納豆の特徴は、
「粘っこい」
「臭い」
「だが美味しい。かつ栄養があり、安い」
このあたりにあると、思うのですが。
本記事では、粘らない納豆「豆乃香」についてあれこれまとめております。
Contents
粘らないと栄養はどうなるのか
納豆が粘っこいのは糸を引くから。
その糸は「ポリグルタミン酸」とアミノ酸の集合体と「フルクタン」という科学物により、構成されているそうです。
このポリグルタミン酸、調べると抗がん剤などにも使われているようで、実用度が高いようです。
保湿効果も併せ持ち、納豆を食すことによる美容効果に貢献しております。
さらにカルシウムの吸収促進効果もあり、納豆から抽出されたポリグルタミン酸は特定保健用食品として利用されているほど。
牛乳と納豆は相性がいい、と聞いた事がありますが、ポリグルタミン酸のおかげだったんですね。
しかし、粘らない納豆はこの「ポリグルタミン酸」の生成能力が低い菌を用いているようです。
だから、糸を引かない。
なるほど、確かに粘らないのは納豆の表面的な欠点を消したと言えるのかもしれませんが、そうすると、栄養面では本家には及ばないような気がします。
すごく栄養のある食材から栄養のある食材にランクダウンするような感じでしょうか。
ポリグルタミン酸自体は少なくなりましたが、まだまだ納豆独自の栄養成分も入っておりますし、そもそも大豆ですからね。
大豆はそのものは吸収されにくい、という欠点がありますが、基本的に栄養価が高い良質な食材ですもんね。
(ちなみに納豆は発酵させているため、大豆の吸収されにくい、という欠点は解消されております)
そうすると、味はかなり、豆そのものの質に影響されること思われます。
ですので、この「豆乃香」については量産品にしてはグレードの高い豆を使用しているはずです。
また、この「豆乃香」は調理しやすいのも売りの一つのようです。
納豆特有の臭み、粘りが軽減されているので確かに調理のレパートリーは増えそうですね。
味や値段
納豆は好き嫌いが別れやすい食べ物の一つです。
この「豆乃香」もきっとそうでしょう。
本家納豆がダメな人も受け入れられるとともに、やはり本家納豆が好きな人はあまり箸が伸びない物と思われます。
味もだいぶ違うように思えます。糸を引かないわけなので、納豆っぽくはないですよね。
どちらかというと、「豆乃香」はより蒸した大豆を食べている感じが強いでしょう。
しかし、それはそれで美味しいと思います。
値段はどうでしょうか。
納豆はスーパーで100円前後で売られており、安価な食品だと思いますが、この「豆乃香」については出た当初は多少値が張るのではないかと思われます。
といっても、200円前後だと思います。
(2パック式ぐらいで)
さて、発売日は5月1日のようですね。
ちょっとスーパーに行くのが、楽しみになりました。
まとめ
自分は納豆がかなり好きで、1日1食は食べます。
もっぱら、おかめ、久米納豆あたりをローテーションにしておるのですが、発売されたらもちろんローテーションに加えてみるつもりです。