エクストレイルの維持費はいくらぐらいかかる？ローンや残価設定についても

エクストレイルを買うあたり絶対必要となるのが言わずもがな購入資金ですね。

しかし車ともなれば大きな買い物ですから、そう簡単に用意できるわけではないですし、ましてや新車となるとなおさら難しいです。

そんなときに役立つのがローンです。

自動車関連のローンは需要が高いですから多くの銀行や信用金庫などの金融機関にて自動車ローンを提供しています。

また新車販売するディーラーでも自動車ローンがありますね。いわゆるディーラーローンというもの。

そこで今回は、日産エクストレイルのローンを中心に解説していきたいと思います。

【日産・エクストレイル】のローンについて

エクストレイルをローンで購入するとなると、多くの方はディーラーが提供するローンを組むことが多いです。

ローンを組むうえでやはり気になるのが金利ですね。

結論を言えば日産のディーラーローンは金利が高めです。

金利は利用する時期や車種によって変わることもありますが、日産ディーラーローンの一般的金利は4.9％前後です。

これに対し、地方銀行などの民間の金融機関の自動車ローンだと金利はおおよそ2％～3％ところが多いです。

「たかが3％の違いじゃん！」と思うかも知れません。

しかし自動車は費用が数百万と高額なうえに、長期に渡って支払いしていくので払い終わるまでに時間がかかります。

そのため、わずか3％程度の金利差がでも、最終的には何十万円以上もの差へと膨らんでしまいます。

自動車ローンはたった数％の金利差が、後に大きな出費につながる危険性があるということを認識してください。

実際に数％の金利差でどれぐれい違いが出るのか日産公式サイトのローンシミュレーションで比較してみると良いでしょう。

また他の金融機関の自動車ローンなどのサイトでもローンシミュレーションできるところが多いので比較してみてください。

日産ではかつてのトヨタのように、トヨペット・ネッツ・カローラといったように複数のディーラー展開をし、同車種でもディーラーによよって金利差が生じていてややこしい仕組みでした。

しかし、その反省を活かし、今では全国どのディーラーでも同じようなサービスを提供することでディーラーの再統合を行っています。

これにより日産ディーラーでは、どの店舗でもサービス内容や金利も全国一律となっています。

ユーザーからすれば店舗で比較する手間が省ける利点がありますが、逆を言えば、店舗毎の裁量が関係しないために金利優遇を交渉するのは難しいということでもあります。

自動車ローンの金利はディーラーローンよりも民間の金融機関のほうが安く済ませられます。

しかし、それにもかかわらずディーラーローンを利用する人は少なくないです。

その理由はいくつかありますが、代表的なところをあげると・・・

• 民間の金融機関は手続きに時間がかかる
• 審査が厳しく借りられない場合も多い

このような理由から民間の金融機関の自動車関連ローンを利用しないという人もいます。

逆に言えば、ディーラーローンは民間の金融機関よりも金利が高いため、審査に通りやすくローンを組みやすいです。

また、手続きはディーラーで書類記入するだけで良く、後は営業マンが必要な手続きを代わりに済ませてくれるので手間がかかりません。

このようなメリットがあるのでディーラーローンを使う人も多くいらっしゃるのです。

日産ディーラーローンはなぜ審査が通りやすいのでしょうか？

先程、金利が高いことを理由にあげましたが、その他にもあります。

それが支払い完了するまで自動車の所有権はディーラーにあるからです。

もしも、購入者の支払いが滞っても車を売却して補填すればいいだけなので、ディーラー側としてはローリスクであるため審査が寛大になるのです。

また、ディーラーとしてはローンを組みやすいほうが新車の販売成績につながりやすいという思惑もありますし、そもそもディーラーローンは利ザヤが大きいという事もあり、銀行などよりも審査は緩めとなっているのです

引用：https://www.nissan.co.jp/CREDIT/BVC/

日産ディーラーローンは初めに全額借り入れして、毎月こつこつ返済していく典型的なローンの他に、あらかじめ残価を決めて支払い終了時に購入した車を売却することを前提にした残価設定型クレジットがあります。

簡単に言うと、「購入した300万円のエクストレイルを3年後に日産ディーラーが150万円で買い取るので、購入者は差額分の150万円のローンを支払ってください」というローンプランです。

一般的なディーラーローンに比べて月々の支払い額を抑えることができるというメリットがあります。

また、数年後にエクストレイルの中古車価格が大きく値崩れしたとしても、事前に定めた買取保証価格でディーラーが買い取ってくれる安心感があります。

様々な新車に乗り換えていきたいというときに常に安い価格で購入することができるというメリットもあります。

残価設定ローンの期間は3年か5年間が基本ですが、期間満了後は買取保証価格を支払うことでエクストレイルを買い取って自分のものにすることも可能です。

【日産・エクストレイル】は残価設定ローンで得をする車か

日産エクストレイルは残価設定ローンで得することができるのでしょうか？

それを知るには残価設定ローンのメリットデメリットを理解する必要があります。

日産の残価設定ローンは気軽に誰でも・・・とはいかないローンです。

お得かどうかよりも自分に向いているかそうでないかで判断するのが懸命かと思います。

では、残価設定ローンのメリットデメリットを見ていきましょう。

残価設定ローンのメリットは次の3つです。

・毎月の支払いを低額で済ませられる

残価設定ローンは、残価差引き分を月々に分割して支払っていきます。

そのため、通常の自動車ローンよりも月々の支払額は少なくて済みます。

最低支払額は3,000円からなので、毎月の負担額を無理なく払えて新車購入できます。

・買取価格が保証されている

残価設定ローンは、事前に数年先の買取価格を保証してくれます。

そのため、中古車買取の相場に影響されません。

仮に、エクストレイルの買取相場が暴落しても、買取価格が減ることはありません。

・3～5年スパンで新車に乗り換えられる

残価設定ローンなら、新車に乗換えるのに残価を支払わなくて大丈夫。

理由は、残価分が下取り価格となって新車販売価格から割引けるからです。

ですから、3～5年スパンで新車に乗換えることも可能なのです。

残価設定ローンのデメリットは次の4つです。

・総支払額が大きくなりやすい

残価設定ローンの場合、最終的に車を買取るか、残価分を一括または分割で払うことになります。

分割を選んだ場合、残価にも金利がかかるので支払総額が大きくなります。

・走行距離の基準を超えると追加金がかかる

残価設定ローンでは、走行距離に制限がかけられています。

上限を超えると、超えた分に対し追加金が発生します。

場合によっては下取りや返却もできなくなります。

・傷や凹みがあると買取価格が補償されない

傷や凹みがあると、買取価格を補償してもらえないケースがあります。

その場合、別途で追加料金を払う可能性が高いです。

・カスタマイズ不可

買取価格を補償してくれるのは、基本的に購入時の状態で下取りや返却する場合だけです。

改造やカスタマイズはしてはいけません。

もし、オプションを付ける場合は、契約時に設定しなければいけません。

ただし、最終的に車を買取る場合はカスタマイズOKです。

【日産・エクストレイル】の年間の維持費

エクストレイルを新車で買う場合、お金がかかるのは購入時だけではありません。

買った後も維持するために色々と費用がかかってきます。

エクストレイルの維持費は「何に」「いくらかかるのか？」具体的に見ていきましょう。

【例：エクストレイル20S 2列シート車】

まず最低限かかる維持費は次の3つです。

• 自動車税：39,500円
• 重量税：7,500円
• 自賠責保険：12,915円
• 合計：59,915円

この他に、ガソリン代、任意保険、駐車場代、車検費用（重量税・自賠責込み）などがかかってきます。

• ガソリン代：121,951円
• 任意保険：48,000円
• 車検費用：46,150円
• 駐車場代：96,000円

ガソリン代は年間走行距離10,000km、燃費11.48km/L、レギュラーガソリン140円/1Lで計算しています。

駐車場代は全国平均8,000円/月としています。

以上を合計すると、エクストレイルの年間維持費は372,016円となります。

あとがき

以上、日産エクストレイルのローンについてでした。

エクストレイルをローンで購入するとなった場合、残価設定ローンが主流となります。

残価設定ローンは、あらかじめ残価を設定し数年後の買取を保証してくれるローンです。

残価分を差引き、分割を組むので毎月の支払額を抑えることが可能です。

ただし、エクストレイルを買取る場合、残価は最終回に支払わないといけません。

ですから、残価分を割り引いてくれるわけではないのです。

また、残価分は基本的に補償されますがそれには条件もあるので注意してくださいね。