SFC(スーパーファミリーコンピューター※通称スーファミ)歴代カセットの中で、何度もプレイしている「MOTHER2ギーグの逆襲」は私の大好きなRPG作品です!
当時、木村拓哉さんがCMにて宣伝しており話題になりました。
MOTHR(ファミリーコンピューター)の続編でもあり、MOTHRをプレイした方の中ではトラウマになるシーンもあったのではないでしょうか・・。
しかしこんなに感動し泣けてくるゲームソフトはない!!と私は主張します!!(笑)
そんなトラウマシーンのネタバレ、若干の攻略含みあらすじについて書いていきたいと思います!!
Contents
ストーリーのあらすじ
まずは登場人物が何人かいますので登場人物の説明から・・・。
ちなみにゲーム内ではプレイ開始時に主人公含む4人の人間と犬1匹の名前や好きな献立とかっこいいと思うものを自分で考えて決めなければゲームが始まりません!
記事の説明では私がプレイ時に「おまかせでいい」でつけていた名前であらすじを書いていきたいと思います。
プレイ時に自分で名前を考えるのが面倒な方や思いつかないかたは「おまかせでいい」を選択すればデフォルト設定になります。
デフォルト設定では、
主人公→ネス
女の子→ポーラ
めがね君→ジェフ
ラーメンマン君→プー
犬→チビ
好きな献立→ハンバーグ
カッコいいとおもうもの→キアイ
という名前になります。
主人公・ネスはオネットという田舎町に住んでおり、そこからストーリーが始まります。
深夜かなりの大きい音(どーーーーーん!!)でネスが飛び起きるところからゲームスタート。
ネスのお母さんと妹とお父さんで住んでいると思われるおうちなのですが、お母さんがめちゃくちゃいいキャラしてます(笑)
隕石の野次馬見物にネスは向かうのですが、お母さん、いいのか? こんな夜中に息子が外出歩くんだぜ?と突っ込んでしまうほどあっさり外に出してもらえます(笑)
外に出ると隕石落下事件で警察や近所の人たちがいて夜中なのにざわざわ。
事件現場近くに到着すると警察が事件現場を封鎖。
「おこちゃまなんだから家に帰りなよ」的なことを言われます(笑)
そこに隣に住むポーキーの姿が。
ポーキーは結構あつかましいキャラクターなのでここ通せよコノヤロー!!的な勢いで封鎖されているまわりをうろうろ・・
どうしても通してもらえないので一旦帰宅。
するとドンドン!
扉の叩く音で
また起こされます。
ポーキーの弟が野次馬で出かけたっきり帰って来ないので、一緒に探してほしいとポーキーが夜中に突撃訪問してきます。
さすがのお母さん、今度は危ないからといって犬のチビも連れていきなさいとのこと(笑)
チビとポーキーとネス2人と1匹で弟を探しに隕石落下地点に向かうと封鎖されていたであろう場所が通れるようになり隕石の近くまで辿りつけます。
すると木の近くで居眠りしていたポーキーの弟を見つけます。
合流したところで一同が帰ろうとうするとブーン、ブーンとハエが飛ぶような音が・・・
この音の正体は隕石の中から登場したカブトムシのブンブーンなのですが10年後の未来からきたと語ります。ブンブーンによると10年後の未来は「ギーグ」の侵略により悲惨な世界になっているとのこと。
そこでブンブーンは主人公ネスこそが10年後の未来を救う存在だといいます。
そして翌朝ネスは家族に別れを告げ未来の地球のために冒険に旅立ちます!
こんなあらすじになります。
ネスにこの予言をするためにブンブーンはネスの住む町に隕石と一緒に落下し、ネスに重要事項を伝えたわ
けですが途中、ギーグの手下「スターマンのむすこ」と戦闘になります。
その際ブンブーンも戦闘に加わるのですがかなり強いです!!!
レベル1から始まるこちらとしてはかなり神的存在です!
しかし、ポーキーと弟を家に送りポーキーの両親に嫌味を言われ家に帰ろうとしたその時!!!
ポーキーのお母さんに、
「ブンブンうるさいハエね!!!」
と一発平手打ちでブンブーンは息絶えるのです・・・。
何て悲劇なんだ・・・。
さっきめちゃくちゃ強くてかっこよかったじゃないか・・・。
なんとも無残な最期を迎えるのですがこのとき、ブンブーンからおとのいしを託されます。
このおとのいしはゲームを進めるにあたって重要なアイテムです。
おとのいしのから流れてくるメロディが私はとても好きです。
なんともせつなくゲームクリア後に聞くと泣けてきます(笑)
ネスは各地を巡って仲間を集めて、最終的にはギーグを倒して、世界を救う、というのが大雑把すぎるあらすじですが、このゲームはファンタジーではないので、武器はバットとかで魔法は超能力、回復アイテムはお菓子やハンバーガーなどと、リアルな世界でもよく目にするものが多いです。
そのため、普通のファンタジー系のRPGが苦手、という人も入りやすいのではないでしょうか。
深い世界観のストーリー展開
さきほどおとのいしのメロディをクリア後に聞くと泣けてくるとお話ししました。
このゲームの深い世界観、設定もそうですが特に強調したいのはプレイヤーがのめりこんでしまうほど魅力的なストーリ展開です。
他のRPGには表現できない独特な展開がすごいです。
ひとことでまとめてしまえば、こんなポップな雰囲気なのになんか怖いな・・・。
えっ。そんな展開?!
怖っ・・・みたいな(笑)
ちょっと簡単に言いすぎてしまいましたが、私個人的にぞわっとしたMOTHR2のストーリーをお話ししたいと思います。
その1「ハッピーハッピー教」
物語の序盤、ポーラを仲間にする際、青い服を身にまとっている集団・ハッピーハッピー教信者が集まる町にたどりつきます。
信者は語尾に「ブルブルー」と青をかなり強調してくる(笑)
ハッピーハッピー教祖さまと激闘の末、信者の洗脳は解け、本当のハッピーエンドとなるのですが、この元ネタを想像すると、怖くなってきます。
当時現実世界でいうネ○ミ講や○○○○○教をモチーフにしたのではないかと・・・。
その2「ゾンビ」
スリークの町ではゾンビが歩きまわっているという事態に!
ネス達はゾンビを撃退しにスリークの町に向かうのですが、町の情報によるとゾンビと会話する謎の美女がいるという情報が・・・。
謎の美女を探し、ホテルに滞在している情報をゲット!
そしてホテルに向かうのですがいつもホテル内にて流れるBGMがなぜか入店段階でおかしい・・・。
ふにゃんふにゃんな音楽に聞こえます(笑)
当初SFCでプレイしていたのでバグではないかと勘違いしてました。
そして一番奥の部屋に入ると謎の美女とゾンビの軍団が!!
そしてそのままゾンビ達に襲われてしまうのです。
その3「ランマの国の王子」
ラーメンマンみたいな容姿のネスの仲間のプーの故郷がランマ国です。
国の王子ということもあり立派な王子になるには試練に合格しなければなりません。
国中の女の子にモテモテのプー。
試練当日女の子の黄色い声援に集中できない(笑)
崖の頂点に上り、試練が始まるのかと思ったその時!
先祖の霊が現れる!
そしてこの試練かなり鬱展開になります。
先祖はプーに試練を与えるわけですが、手足をもがれ耳をちぎられ目も奪われ喉をつぶされ最終的には心まで消されてしまうのです・・・。
それでも耐え抜いたプーは無事試練を終え、テレポートを伝授してもらえたのですが、正直私・・・このイベントが一番刺激的な印象でトラウマです・・(笑)
その4「ポーキー」
ポーキーはネスの隣に住むいわば幼馴染のような関係・・・だと思います。
しかしポーキー一家はかなり鼻の高い嫌な感じ。
ネスの家にお金を貸していて何かあるたびに「お宅にはいくら貸してると思ってるんだ?」とポーキー父に
言われたりポーキー自体も性根が悪く強い権力を持つ者にゴマすりまくり!
そして物語を進むにつれて黒幕のそばには必ずといっていいほどポーキーの姿が。
最終的にギーグの側近のようなところにまでのぼりつめ、ラスボスギーグ戦では
なにやら蜘蛛のような装置に乗りネス達と戦うことになります。
同じ町に隣に住む幼馴染だったはずなのに心を邪悪に飲み込まれてしまったんですね・・・。
その5「ギーグ」
ゲームタイトルにもなっているギーグの逆襲。
前回作MOTHRにでも登場してきているわけで逆襲してくるんですね。
(そのまんまww)
あらすじでもお話ししましたが、未来からのブンブーンの予言でギーグを倒すのはネスとその仲間たち。
ギーグ自体、未来、過去にも自由に行き来のできる、いわば実体のない概念のような存在ではないかと思います。
物語終盤、ギーグは過去の地底大陸から攻撃をしているとネス達は知ります。
とても信頼のできる博士と相談し過去にいける方法を探し出すのですが、過去にいくには生身の体では不可能。
生身の体を捨て、ロボットの体にネス達の頭脳をプログラム化させて移植しないと、過去には行けないと言われるのです。
かなり内容ハードですよね?(笑)
しかしネス達はロボット化を決意して、過去にてギーグを倒す事を決意するのです。
そしてついにラスボス、ギーグ戦へ!
ギーグの姿を見たときほとんどのプレイヤーが「???」これってネスじゃん??
と感じたと思います。
何か脳のような物体の真ん中にネスの顔があります。
これは過去と未来を行き来できるギーグなので自分がネスに倒される事を知っていたのではないかと。
なのでネスをパワーアップさせた状態に自分を変化させたのではないかと私は思います。
ギーグ戦に入る前にさきほどお話ししたポーキー戦に入ります。
意志消失してしまったギーグを影で操っているのが悪に染まってしまったポーキーです。
ポーキーとの激戦の果てにポーキーはネス達に身にまとっていた蜘蛛のような装置を
破壊され過去に止まることができなくなったポーキーは最終手段でギーグの悪魔の
スイッチを押します。
このスイッチ発動でギーグは実体を失くし邪悪な精神体のみに化してしまうのです。
このギーグ戦、ギーグの攻撃も強いのですがギーグのセリフとゲーム画面の異様なイラストにぞわぞわしまくってました。
ギーグ攻撃の際、精神が破壊されたのか、いきなり「ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン」と連呼されます。
そのほかには「アーアーアー」や「アーアーアーネスサンキモチイイ」など・・・。
イラストは実体がないので砂嵐のような得体のしれない表現がされています。
ギーグのモチーフは製作者の糸井重里さんが少年時代に映画館でポルノ映画を誤って見てしまった時に
感じた心情および映像そのものだったらしいです。
ぶ、ぶっ飛んでる・・(笑)
その表現の中に胎児のイラストが施されているのもMOTHR2ファンの中では
有名なお話です。
あとがき
マザー2が発売されたのは1994年。
同年に発売された、FF6の230万本に比べると販売本数は低い〈30万本〉かもです。
ただ、ファミ通の評価も殿堂入りしておりますし、発売から20年以上経っても根強いファンがいる作品です。
私もそうなのですが、記憶に残る作品、だと思います。
ほんっとに何回もプレイできる一番ハマったMOTHR2を今回は書かせて頂いたのですが振り返れば振り返るほどまたプレイしたくなってます。
製作者の糸井重里さんはぶっ飛んでんなー。
と思ってしまいがちですがストーリー性は神の領域です!!
そしてギーグ戦を終えたとき、こんな旅を続け最期は肉体を捨て脳をプログラム化させてまで、世界を救ったネス達にほんととても感動させられます。
今回書いた内容では感動部分は伝えきれないと思いますがほんと泣けます(笑)
MOTHERシリーズはMOTHR3まで発売されていますが、3以降の続編はもうない!
と糸井重里さんは公式で仰っています。
私としては続編が出るならばいくらでも貢ぐ気持ちです!(笑)
3までのリマスター版などが出れば購入してみたいですね!