本記事はサーベルタイガーの絶滅理由について記述しております。
ケープライオン、オオウミガラス、カスピトラ・・・。
あまりききなれない名前ですが、どれも絶滅した動物達です。
絶滅した動物として有名なのは、やはり恐竜(ティラノサウルス)やマンモス、ドードーあたりでしょうか。
サーベルタイガーも知名度なら上位に上がってくるでしょう。
しかしそれは動物の名前という大まかなカテゴライズであって、絶滅した動物としての認識ではないと思います。
サーベルタイガーが既に絶滅していたことって、あまり知られていないように感じるのですが、どうでしょうか。
本記事ではサーベルタイガーの絶滅理由についてあれこれまとめてみました。
Contents
サーベルタイガーとは?
剣歯虎(けんしこ)とも呼ばれるサーベルタイガーは漸新世(3400万年前から2300万年前)の後半から更新世(258万年前から1万年前)にかけて生息していた動物です。
カテゴライズとしえてはヒョウ科やネコ科に近いという見解はありますが、実際には別のカテゴリのようです。
サーベルタイガーの特徴はなんといっても20センチ程もある牙でしょう。
サーベルタイガーで有名なのは10万年前ぐらいまでにアメリカ大陸に生息していたスミロドンが有名でしょうか。
スミロドンの大きさは体長2メートル、高さは1メートル以上はあるので、かなり大きいですね。
牙の大きさもサーベルタイガーの中では大きいほうで、1説によると24センチもあるとのこと。
サーベルタイガーのイメージって、素早いイメージがあるかと思うのですが、実際には動きはそこまで早くはなかったようです。
後足は短足であまり発達していなかったとのことですが、代わりに前足はかなり発達していたようです。
つまり、前足で押さえつけて、鋭い牙をぶち込む戦闘スタイル。
どちらかというと、パワーファイターだったようです。
そして、絶滅の理由もここにあるのです。
絶滅した理由
前述のようにサーベルタイガーはパワーはあるけれど、スピードはイマイチです。
つまり、獲物はマンモスのような動きは早くないおっとりした大きな草食動物が前提になります。
しかし地球は訳4万年前に寒冷期に突入し、草食動物の食べ物が少なくなっていきます。
そうすると草食動物の数が減り、それらを獲物としていた、サーベルタイガーも少なくなっていく、という流れで絶滅に至ったようです。
また、その頃にはジャガーなどの素早く、攻撃力も高い動物が現れはじめていて、狩人としてサーベルタイガーは彼らには敵わなかったことも理由のようです。
素早くて攻撃力の高いジャガーから見ると、サーベルタイガーでさえ時には獲物になり得たかもしれません。
パワーならサーベルタイガーに分があったかもしれませんが、スピードと知能はジャガーが圧倒していたようですから。
まとめ
絶滅した動物について考えるといつも思う事があります。
時間の流れと共に、種の淘汰があるというのはやはり避けようのない運命なのかということです。
人間もいつかは動物にしろ、環境にしろ、何らかの形で淘汰されるのでしょうか。
今から一万年後、人類は存在しているのか。
SFチックですが興味深いです。