【トヨタ・ハリアー】の新型や旧型などの型式、年式についてまとめてみた。

現行モデルは3代目を迎えたトヨタ・ハリアー。

モデル末期を迎え、そろそろフルモデルチェンジの噂も絶えない人気SUVです。

今回はハリアーの新型と旧型や型式、年式などについて歴史を紐解いていきたいと思います。

【トヨタ・ハリアー】の現行・新型モデルについて

引用：https://toyota.jp/harrier/

トヨタ・ハリアーの現行・新型モデルは2013年にフルモデルチェンジ。

3代目となり、エクステリアデザインを大きく変えながらも、先代モデルの水平基調のデザインはひと目見てハリアーとわかります。

それまではレクサスブランドから販売していたハリアーも、3代目は国内専用車となり、ボディサイズやエンジンはダウンサイジング化しています。

引用：https://toyota.jp/harrier/

ボディカラーは全7色をラインナップ。

そのうち5色はダーク系カラーとなっており、新色もディープボルドーを入れて3色はダーク系カラーです。

引用：https://toyota.jp/harrier/

ハリアーの走行性能は走りと燃費性能に貢献します。

ガソリン車には専用のトランスミッションSuper CVT-iを搭載し、シーンに合わせて最適な制御に切り替わりスムーズな走りと低燃費を実現しています。

ダイナミックトルクコントロール4WDも搭載し、走行状況が悪い日でもトルクやステアリングを調整することで安定した走りができます。

新型ハリアーのパワートレインにはハイブリッドモデルもラインナップされています。

発進はモーター駆動だけで行い、走行中はエンジンも駆動、減速するときはモーターもエンジンも停止させてバッテリーチャージを行うシステムとなっています。

後輪には、E-Four用リヤモーターを搭載し４WD状態に切替可能でトルクが必要なシーンでも安定した操作を可能としています。

ハイブリッド車は低燃費だけのイメージが強いですが、ハリアーハイブリッドはドライビングの安定性も確保されているのが特徴です。

引用：https://toyota.jp/harrier/

現行ハリアーは、インテリアが上質です。

ひと目見て高級車とわかるインパネ、使いやすさを追求した運転席は快適なドライブへと導いてくれます。

シートは、合皮と本革を選択可能で、座り心地にこだわった設計で長距離ドライブでも疲れにくいです。

必要十分にスペースが確保されているので、どの席にいても快適に過ごすことが可能です。

引用：https://toyota.jp/harrier/

現行ハリアーはラゲッジルームの使い勝手が抜群です。

大容量を確保したラゲッジルームは、通常時でも必要十分な使い勝手があり、後席シートを倒せば広大なフルフラット空間を作り出せます。

長尺物も余裕で積めるので、アウトドアやレジャーでも大活躍でき、車中泊車としても人気です。

引用：https://toyota.jp/harrier/

現行ハリアーの安全装備は、トヨタの予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載しています。

プリクラッシュセーフティシステムを始めとする先進の安全装備で、事故を未然に防止します。

万が一、衝突した場合の安全性も優れているのが現行ハリアーの特徴です。

後部座席もしっかりと守るSRSエアバッグシステムを搭載し、窓側にはカーテンシールドエアバッグもありすべての同乗者を守ります。

【トヨタ・ハリアー】の旧型モデルの歴史

引用：https://toyota.jp/harrier/

トヨタ・ハリアーの登場は1997年です。

初代モデルはトヨタ自動車が展開する高級ブランド「レクサス」よりミドルクラスのクロスオーバーSUVという位置づけで販売されました。

そして、初代と2代目はレクサスのRXシリーズとして販売されていたのです。

初代ハリアーは、従来のSUVに持ち合わせていた機能性に「高級セダンの乗り心地」を新たな付加価値として組み合わせて発売し、高給クロスオーバーSUVというジャンルを確率したモデルです。

その衝撃は日本国内にとどまらず海外でも高い人気を集め、欧米では一番売れた高級車とまで言われるほどでした。

引用：https://toyota.jp/harrier/

初代ハリアーの販売は1997年～2003年まで行われ、国内ではハリアー、海外ではレクサスRXとして販売されていました。

初代ハリアーのプラットフォームは6代目カムリをベースとして開発されました。

2代目ハリアーは2003年2月に登場。

実は2013年にハリアーは一度販売終了していたのですが、多くのファンから復活を望む声を受け、フルモデルチェンジして誕生し、それが現行モデルの3代目となります。

引用：https://toyota.jp/harrier/

ハリアーは、国内外で成功した数少ない高級クロスオーバーSUVです。

まさに先駆者となり、その後に登場した多くのクロスオーバーSUVに多大な影響を与えました。

初代ハリアーは2000年にマイナーチェンジを行い、直列4気筒エンジン2200ccから2AZ-FE2,400ccエンジンへ変更し、さらに静粛性を向上させ、SUVとは思えないほど快適性をもたらしています。

2代目ハリアーと初代ハリアーの大きな違いは、5速ATが搭載されていたこと。エンジンの回転速度とスピードに応じて自動で変速比を変えるシステムです。

ハリアーは2013年に一旦販売終了となりましたが、それまで幾度に渡り2代目ハリアーは改良を施し、同クラスでは敵なしと言えるほどの機能性と快適性を誇る人気車となりました。

優れた加速性能がありながらも低燃費も持ち合わせたハイブリッドモデルも登場させ、人気は衰えるどころか更に注目を浴び続けるSUVとなりました。

引用：https://toyota.jp/harrier/

3代目ハリアーは2013年に登場。

2代目まではRXシリーズとして販売していましたが、3代目からはレクサスから完全に独立しました。

3代目ハリアーは、これまでのハリアーの伝統を継承しながらも、スタイリッシュさとスポーティーさを組み合わせた、これまでにないハリアーを打ち出しています。

インテリアは、収納スペースを増やし、相も変わらず豪華で質感の高い内装装備に最新の技術を惜しみなく使用し近未来を思わせる仕様となりました。

【トヨタ・ハリアー】の各年式・モデルの比較

引用：https://toyota.jp/harrier/

トヨタ・ハリアーを年式・モデルごとに比較してみていきましょう。

初代ハリアー（1997年～2003年）

引用：https://autoc-one.jp/catalog/toyota/harrier/grade/

• 初代ハリアースペック

ボディサイズ：4575×1815×1665mm
室内サイズ：1985×1500×1205mm高）
エンジンタイプ：5S-FE型　2.2L 水冷直列4気筒DOHC
排気量：2163cc
最高出力：140ps(103kW)/5600rpm
最大トルク：19.5kg・m(191.2N・m)/4400rpm
燃費：10モード/10・15モード9.5km/L
車両重量：1590kg
価格：2,395,000円

初代ハリアーの誕生は1997年12月。

6代目カムリのプラットフォームをベースに開発され、「WILD but FORMAL」のキャッチコピーで堂々デビューを果たしました。

引用：https://autoc-one.jp/catalog/toyota/harrier/grade/

SUVタイプのボディながらも高級感を前面に押し出した美しいボディラインと上質な内装、パワフルで存在感あるエクステリアを併せ持つオールラウンド型クルーザーです。

サスペンションは4輪独立懸架方式を採用し、いかなるフィールドでも優れた走破性を発揮し、快適でしなやかな乗り心地が最大のウリとも言われていました。

ラインナップは直列4気筒2.2Lハイメカツインカム搭載の「ハリアー」とV型6気筒3.0L搭載の「ハリアー3.0」です。

駆動方式はFFとフルタイム４WDの2種類。

スポーツシート、ディスチャージヘッドランプ、JBLオーディオを装備した「Sパッケージ」、パワーシートに革巻きステアリングなど豪華な装備の「Gパッケージ」が設定されています。

引用：https://autoc-one.jp/catalog/toyota/harrier/grade/

2000年11月にマイナーチェンジし、エンジンは2.4Lへ変更しVVT-i（可変バルブタイミング機構）を採用しています。

他には、フロントグリル、リアコンビネーションランプ、ステアリングホイールの変更、ディスチャージヘッドランプの採用などをしています。

新グレード「iRバージョン」を追加し、ステアリングでマニュアルのような感覚で操作できるスポーツステアシフトマチックも装備。

デュアルエアバッグ、ブレーキアシスト、ABS、プリテンショナー＆フォースリミッター付きシートベルトなどの安全装備が標準装備されました。

2代目ハリアー（2003年～2013年）

引用：https://autoc-one.jp/catalog/toyota/harrier/grade/

• 2代目ハリアースペック

ボディサイズ：4730×1845×1680mm
室内サイズ：1990×1500×1210mm
エンジンタイプ：2AZ-FE型　2.4L 水冷直列4気筒DOHC
排気量：2362cc
最高出力：160ps(118kW)/5600rpm
最大トルク：22.5kg・m(221N・m)/4000rpm
燃費：10モード/10・15モード11.0km/リットル
車両重量：1600kg
価格：2,490,000円

新たなラグジュアリーSUVを目指し2003年2月に誕生した2代目ハリアー。

初代ハリアーから、ハンドリング・快適性・安全性を向上させ、さらにはエクステリア・インテリアも刷新し装備を充実させた高級感を重視したモデルとして開発されました。

プラットフォームとサスペンションを刷新し、ボディの剛性感を向上させたことで高級サルーンに引けを取らない乗り心地とハンドリング性能を実現しています。

引用：https://autoc-one.jp/catalog/toyota/harrier/grade/

パワートレインは2.4L 直列4DOHC+4速AT、3.0L 水冷V型6気筒DOHC+5速ATの組み合わせた2種類をラインナップ。

シーケンシャルシフトマチックを採用することでスムーズなギアチェンジを可能にしています。

グレードは「G」「Lパッケージ」「プレミアムLパッケージ」の3種類を展開し、選択肢を幅広くすることでユーザーのニーズに応えてくれました。

2006年にマイナーチェンジし、3.0Lエンジンは廃止となり、新開発の3.5Lエンジンを追加しています。

3代目ハリアー（2013年～）

引用：https://toyota.jp/harrier/

• 3代目ハリアースペック

ボディサイズ：4720×1835×1690mm
室内サイズ：1965×1480×1220mm
エンジンタイプ：3ZR-FAE型　2.0L 直列4気筒DOHC
排気量：1986cc
最高出力：151ps(111kW)/6100rpm
最大トルク：19.7kg・m(193N・m)/3800rpm
燃費：10モード/10・15モード16.0km/リットル
車両重量：1560kg
価格：2,720,000円

3代目ハリアーは2代目の販売終了から1年の時を経て登場。

2013年12月にフルモデルチェンジして発売開始しました。

RAV４の海外モデルをベースに、レクサスRXとは完全に独立した国内専用車として販売したモデルです。

引用：https://toyota.jp/harrier/

3代目のキーワードは「高級」「進化」「新規」で新たな高級クロスオーバーSUVを目指して開発されました。

現行ハリアーでは、パワートレインを次代のニーズに合わせて見直しを図り、2.0L直列4気筒エンジンへダウンサイジングしています。

さらにホイールベースを縮小化し、最小回転半径を短縮することで取り回しを向上させ、日本国内の道路事情にマッチさせたサイズへ変更しています。

そのかいあって、現行ハリアーは旧型よりも運転しやすい、取り回ししやすいと好評です。

引用：https://toyota.jp/harrier/

エクステリアデザインは高級感にダイナミックさをプラスさせ、高級SUVらしい見た目へ進化しました。

インテリアは、質感を高めるとともにラゲッジルームを拡大させたことで、単なる高級な内装ではなく、居住性と快適性を向上させ使い勝手も良くなっています。

プラットフォームとサスペンションも見直され、高級SUVに相応しい乗り心地を実現しています。

グレードラインナップはベースモデルの「グランド」、上級ファブリックを使用したシートなどを追加装備した「エレガンス」、上級グレードの「プレミアム」、先進安全装備を追加した「プレミアムアドバンスドパッケージ」の4種類となります。

あとがき

引用：https://toyota.jp/harrier/

トヨタ・ハリアーは1997年の発売以来、今もなお高級SUVの先頭を切って走る人気車種です。

3代目ハリアーは、ダウンサイジングされたエンジン、大幅に見直しされた装備、高級感と迫力を併せ持つエクステリア、ラグジュアリーで快適性の高いインテリアなどが特徴です。

今後も、トヨタのフラッグシップSUVとして、どこまで進化するのか目が離せません。